夕日を描いたあの空に




9章~夕日を描いたあの空に~


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船着場で船を待ってる間、私はジェーンおばさんにもらった小さな袋の中を見ていた。



そこには、手紙と、そして私の学生証、携帯電話が入っていた。







手紙にはこう書かれていた。






  「──アイ、お前は、どこにいても誰かを幸せにできる子だよ。

    そういう力を持ってるって事は、誰よりも幸せなんだと思う。

    ──アイ、あんたが拾ったあのビンは、
       見えない何かで繋がってる・・ 
        そういう人から来たんだよ・・・。


  だからあんたは、その人の事を思い出して、会いに行かなくちゃならない。


    今までありがとう。
        ─ジェーン=ライムより」



オレンジの街・・・

 ジェーンおばさん・・

   もう会えないんだって思うと、すごく寂しい気持ちになる。



 でも、行かなくちゃいけないんだ。


そう思って、他の荷物を手に取る。







電話は、電池こそないが 充電すればまた使えるようになるだろう。



そして、学生証を見て私は思い出した。



   まるで、最初から一つの繋がりだった物のように次々と・・。




  私の名前は黄昏 藍。


そして、私はあの日


 駆にさよならを言いに行ったんだ・・。



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