あひるやま家の「きょうはここ」

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菊花賞トライアル

2006-09-24 23:59:59 | 競馬
今日は中京競馬場(平成18年第3回中京競馬第6日)に行ってきました。

前日に松阪から直接名古屋に移動して1泊。
B指定狙いで8時に中京競馬場に着いたのですが…
「S・A・B指定は既に満席となっています」
係員の無情な声が。仕方なく、一般席開門待ちの列に並びました。

その列もどんどん伸びていって、開門時には1500人以上の観客が開門待ちの列に並んでいたそうです。ちょっとしたGⅠというか、以前の毎日王冠当日の府中みたいな感じです。

さて、きょうのメイン競走は11R[第54回神戸新聞杯(菊花賞トライアル)<GⅡ>]です。3着までに入ると第67回菊花賞<GⅠ>への優先出走権が与えられますが、近年は多くの有力馬がこのレースを使って菊花賞に向かいます。言わば唯一の前哨戦と言っても過言ではないでしょう。

今年も二冠馬メイショウサムソン、皐月賞2着・ダービー3着のドリームパスポート、ダービー2着・青葉賞1着のアドマイヤメイン、昨年の朝日杯FS馬フサイチリシャールなど、現3歳世代の有力馬の多くが出走してきました。

勝ったのはドリームパスポート。
ダービー3着のあと軽度の骨折が判明、菊花賞は無理かと思われていた馬です。
道中は、長手綱で折り合い重視。直線で大外に持ち出して、強烈な末脚で、各馬を一気にのみこんでの快勝!
父がフジキセキで距離不安はありますが、この内容なら菊花賞でも好勝負かと思います。
鞍上の高田潤騎手はゴール後「GⅠでも勝ったのか?」と思わせるようなガッツポーズ。そして、勝利騎手インタビューでみせた涙。
普段は障害での活躍が目立つ高田騎手ですが、皐月賞では同馬を3着に導きながら(素晴らしい騎乗内容でした)、ダービーでし四位洋文騎手へ乗り替わってしまいました。そのことが余程悔しかったのかもしれません。

2着は二冠馬メイショウサムソン。
プラス10kgという馬体重でしたが、成長したというより太かった(というか体が立派すぎ)という印象。
道中、折り合いも苦労していましたし、完全な仕上がり途上でしょう。
菊花賞は中間の気配から注目すべき1頭でしょう。

3着は伏兵のソングオブウインド。
道中は終始2番手を追走。直線でフサイチリシャールに一旦は交わされましたが、差し返して3着。
実はこの馬の成績は9戦2勝・2着4回・3着3回(神戸新聞杯まで)と、未だに4着以下がない堅実馬。重賞も前走のラジオNIKKEI賞で2着と好走歴がありました。
ちょっと侮れない1頭でしょう。

フサイチリシャールが4着。
春よりも馬体の成長を感じた1頭でしたが、レース内容は春当時と大して変わってないなぁ、という印象です。

アドマイヤメインは7着でした。
中間の調教が不足していたのか「状態はイマイチ」と言われていましたが、伝え聞くほどの悪さではなかった印象。
しかし、レース内容なども加味すると、やっぱり仕上がり途上という印象は拭えません。
本番を考えて敢えて控えたんでしょうが、ちょっと負けすぎではないかと。

全体的には、春の上位馬が全体的に仕上がり途上ですが、逆転できそうな馬の台頭もありませんので、春の勢力図がそのまま菊花賞でも上位を形成するでしょう。
しかし、神戸新聞杯が乱ペース(ラップタイム参照)で、菊花賞トライアルという感じのレースにならなかったので、その辺りがどう出てくるかでしょう。



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