
2月11日(土)妻と二人で茨城県桜川市真壁町のひなまつりを見に行ってきました。
行田市から国道122号線、館林から国道50号線に乗り筑西市で県道7号線に降りて
片道約2時間半で到着です。
真壁高校の校内に車を停めて散策開始です。
高上町通りを真壁伝承館まで東進します。

最初に入ったのが「石匠の見世蔵(いしくのみせくら)」(平井家住宅)です。
「石匠の見世蔵」とはそもそも、古くから石材業が盛んな町・真壁町で町の住民や商工会、
商店会などが一体となって町に賑わいを取り戻そうと展開しているまちづくりの一環で、
石材業者の有志で設立されたものです。

平井家には筑波大学芸術系の今年度1年の学生がデザインし、石工さんたちによって作られた
石灯篭が飾られています。

「白川菓子店」のお雛さまです。
レトロで、昔ながらの和菓子屋というよりも駄菓子屋、といった雰囲気のお店です。

この店には「お茶飲んでけえ・・・」と、みんなに声をかけるトミさんという優しいおばあちゃんが
いましたが、数年前に突然天国へ旅立ってしまったそうです。
でもトミさんは今でもこうして優しい笑顔で真壁に来る人を迎えてくれています。

登録有形文化財に指定されている「星野家」です。
「星野家」は、屋号を諸川屋(もろかわや)と称し、現在で6代目となります。

江戸末期に、茨城県旧三和町の中心部である諸川地区からこの地に移り住み、
真壁に陣屋のあった笠間藩の御用商人で、乾物屋を営んでいたそうです。

これも登録有形文化財に指定されている「三輪家」(藤屋履物店)です。

「三輪家」は、3代前に現在地に履物屋を構えました。
表札には「語りのある街 藤屋履物店」とあります。

「すし兼」というお寿司屋さんですが、サンプルケースには寿司の姿が見当たりません。(笑)

これは座敷飾りと言って、「すし兼」の2階の宴会場の舞台上に飾ってあります。
寿司を食べなくても2階の宴会場に招き入れてくれます。
手前の吊るし雛は地元小学生の手作りです。

伝承館の前を右折すると、やたらと行列が出来ているお店がありました。
どうやらコロッケが美味しいと評判らしいお店で、2010年2月「ちい散歩」というTV番組で
放送されてから爆発的ブレイクを果たした「宮本精肉店」です。

その隣が「増田酒店」です。
増田酒店は、村井醸造(後述)の全商品と蔵でも商品にされていない酒を販売する、酒類販売店です。

「増田酒店」のお雛様は関西地方(京都)の雛だそうです。
甘酒が用意されており、妻は早速ご馳走になっていました。

下宿十字路の交差点にひと際目を引く白壁の建物が「村井醸造」です。
「村井醸造」は『公明』の銘酒で知られています。
村井家は江戸時代からこの地で醸造業を営んでおり『江戸時代の初期である延宝年間(1673〜1680)
に常陸の国真壁町へ村井重助が醤油・味噌販売の出店を構えたのが,日野商人(近江商人)における
関東出店の最も古い記録である』とのことです。

かつての穀蔵であった脇蔵は,交差点に面して建ち,街並み景観の重要なランドマークと
なっています。
写真は村井醸造内の藍染展に飾られていたお雛様です。

「伊勢屋旅館」は真壁町の中心部、下宿通り沿いにあります。
テレビや雑誌での取材も多い築百年以上立つ老舗の旅館です。
伊勢屋(田中家)は、幕末からこの地にあったそうですが、2代目では「勢州楼」と称し、
真壁で最も名の知られた料亭だったそうです。

「伊勢屋旅館」では大正14年・昭和31年・昭和44年・平成13年のお雛様が帳場いっぱいに
飾られています。

下宿の中央の十字路に、各地への里程が定められていたという『真壁町道路元標』が置かれています。
この角に明治・大正・昭和の初めにかけて「鶴屋呉服店」(潮田家)と言われ、『関東の三越』とも
呼ばれていたという豪壮なタバコ屋があります。

「潮田(うしおだ)家」には江戸、明治、大正、昭和時代のひな人形が飾られています。
中央に、江戸、明治、大正期のおひな様があり、その両側が昭和のお雛様です。
犬をお供にしたお雛様は非常に珍しいものとのことです。
真壁のひなまつりは2003年に21軒で始まったそうですが年々軒数も観光客も増え、最近は
期間中10万人以上の人出があるそうです。
しかしほとんどのお店、お家は商売っ気を見せません。
また昨年3月11日の東日本大震災の大きな傷痕も街のあちらこちらに残っていますが、
今年も「寒い中、真壁に来てくれた人をもてなそう」と、このように素晴らしい「真壁のひなまつり」
を開催してくれました。









