若草物語

妻と二人で愛車プリウスに乗って、あちこち出かけ、デジカメで撮った写真が中心のブログです。

浪花のまちと小京都・飛騨を旅するーその2-飛騨古川

2016年10月11日 | 旅行


10月3日(月)和歌山で墓参りを済ませた私たちは、海南駅から9時39分発くろしお10号に乗り込み

新大阪発のぞみ14号、名古屋発ひだ11号と乗り継いで、飛騨古川駅には15時23分に到着しました。



今一番話題のアニメ映画『君の名は。』の中でヒロイン三葉(みつは)が住んでいる田舎町が

美しいと話題となっています。

主人公瀧(たき)が、名古屋から「ワイドビューひだ」に乗って辿り着く、三葉の住む町「糸守」

の駅として登場するシーンがこれです。



そして、飛騨古川駅に着くや否や、駅員さんに(ミーハーな私が)「『君の名は。』のシーンの撮影

スポットはどこですか?!」と訊いて、一目散にその場所へ走って撮影したのが、これです。( ´艸`)

飛騨古川駅を渡る北側跨線橋から見た風景なのですが、建物までそっくりそのままですから、

今や若者たちが聖地巡礼とかで大騒ぎだそうです。



この日は平日でもあり小雨が降っていたので、聖地巡礼フィーバーには巻き込まれず、

”懐かしく何となくほっとする”飛騨古川の街並みを堪能してきました。

写真は「殿町通り」の街並みです。

古川の街の中ではどちらかというと裏通りとして扱われますが、昔ながらの建物がずらりと残り、

武家町の風情を残しています。



白壁土蔵やお寺の石垣を背景に、1,000匹余りの色とりどりの鯉が泳ぐ瀬戸川は、そのしっとりと

した風情と、情緒豊かな景観で城下町飛騨古川の顔ともいうべく人気のメインスポットです。

2002年に放映されたNHK連続テレビ小説「さくら」のロケ地でもあり、土蔵街の小道は主人公の

通勤路として使われていたそうです。



約400年前に増島城の濠の水を利用し、新田開発のために造られた瀬戸川は、川筋を境に西のほうに

発展した町人街の裏手にあたる為、背戸川とも呼ばれたそうです。

碁盤のような町割りや古い町家が今も残り、約500m続く白壁土蔵街は四季折々に見せるその情景が

とても美しい。



瀬戸川を進んで行くとやがて白壁土蔵は終わり、民家が隙間無く軒を連ねます。

左側には切り絵の「工房 布紙木」の看板が見えます。

主人の菅沼さんは、古川町内の風景をモチーフにした「古川百景」の制作を中心に、郷土に根付いた

文化と自然を伝統的アートで表現するアーティストとして注目を集めています。 



壱之町通りにある「三嶋和ろうそく店」。

歴史と風情を感じさせる店構えは、通りの中でも一際目を引く存在です。

全国に10軒程度しかない和ろうそく店の中でも、すべて手作りなのは三嶋和ろうそく店だけと

言われています。



三嶋和ろうそく店の前に建つ立派なお屋敷が「手織りー由布衣工房」です。

染めや織りなど、1枚の布が出来上がるまでをすべて行っている手織り工房で、機織体験や自然染色

体験もできるそうです。

壱之町通りでも目を引く歴史ある町家を利用した建物で、工房は、国の登録有形文化財に指定

されています。



荒城川に架かる霞橋方面に歩いて行くと左手に「本光寺」が見えてきました。

飛騨古川の本光寺は浄土真宗本願寺派のお寺で「飛騨古川三寺参り」に含まれています。

「飛騨古川三寺参り」には瀬戸川沿いや古い町並みに千本の和ろうそくや大きな雪ろうそくが並び

幻想的な雰囲気のなかで円光寺、真宗寺、本光寺を巡拝するそうです。



住宅が建ち並び、日常の営みを感じる三之町通りは、壱之町や瀬戸川沿いの道とは一味違う魅力

のある町並みです。

写真は”蕎麦本来の甘みと香りをお楽しみ頂くため、一口目はアンデス岩塩で、二口目は飛騨数河産

本わさびで・・”と言う「蕎麦正 なかや」です。



壱之町通りに戻ると大きな酒屋さんがありました。

「渡辺酒造店」、創業が明治の初めという老舗造り酒屋で地酒「蓬莱」と、国の登録有形文化財に

指定された歴史ある建物で、酒どころ・飛騨の酒造りを牽引する存在です。



正面玄関横にある司馬遼太郎書の歌碑と杜氏のブロンズ像も名物です。

『ともかく飛騨古川の町並には、みごとなほど、気品と古格がある。

観光化されていないだけに、取りつくろわぬ容儀や表情、あるいは人格をさえ感じさせる。

古川にあっては、高山と同様、飛騨風の二階だてが多く、町家(まちや)も微妙に軽快で、かすかに

重量感があり、これ以上の釣り合い(プロポーション)をのぞめないくらいである。

とくに階上・階下の格子戸が、間口(まぐち)の長さを美しさとしてみごとに演出している。』

と語ったのは作家司馬遼太郎氏(「街道をゆく 第29巻 秋田県散歩・飛騨紀行」)です。



「瀬戸川と白壁土蔵街」に沿って建っている円光寺は浄土真宗西本願寺派のお寺で、この寺も

「飛騨古川三寺参り」に含まれています。

白壁土蔵街と円光寺の風景は飛騨古川の象徴的な風景として親しまれています。



『町川泳ぐ鯉に藤咲く飛騨古川   兜太』 

瀬戸川沿いの民家の玄関わきにあった秩父の俳人・金子兜太(かねことうた)の石碑です。

石鉢のビオトープにはメダカがのんびりと泳いでいました。

行けなかったのですが、飛騨市美術館には金子兜太の次のような句碑もあるそうです。

『斑雪嶺(はだらね)の紅顔とあり飛騨の國   兜太』


飛騨古川のしっとりとした情緒ある町並みに癒された私たちは今宵の宿である高山に向かいました。


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