こんにちは早川です。
ようやく5月らしい気候が続いてくれそうですね。
以前のイメージの続きですが、屋根の傾きも意匠の重要なポイントです。
以前、尺寸法に不慣れな方から「〇寸勾配ってどうやって計算するのか?」
と質問されました。 どうやらメートル表記に直すにあたって、何らかの計算が
必要になると思い込んでいたようです。
ですが、勾配について言うとき、この「寸」には意味がないに等しいんです。
図面で4寸5分勾配と言うと、水平方向に10寸行ったところで、垂直方向に4.5寸
上がる、(下がる)と言うことで、単に傾きの割合を表記しているにすぎません。
言ってみれば、4寸5分勾配は、4.5メートル勾配でもあり、4.5インチ勾配でもあり
4.5フィート勾配でもあるということです。
「〇寸勾配」と言うと何となくプロっぽい響きですが、その正体は古い表現が、
語呂の良さだけで、現在まで残っているだけみたいです。
「寸法」という言葉も、本来はメートル法とか、インチヤード法とかと同様に
寸法体系の一つだったのかもしれません。
「寸法体系」という言葉が自然に出てくるのも「寸」法が
日本人に根付いている結果ですね。



田中













