ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

液状化対策 12月議会 その2

2017年02月20日 | 液状化対策

昨日の続き

◆(広瀬明子君) ちょっとスピードを上げます。この推進事業に人権侵害とも思われるような行き過ぎた行為が発生したのは、市側も把握しているはずです。警察に市民は相談に行かざるを得なかったというね。こういう事態を市長は恐れたわけですよ。同じく東京新聞で松崎市長は、1戸だけ反対の家が仲間外れになるのを恐れる、市が出過ぎてもいけないが、解決策を用意しないといけないと述べている。
 どのような解決策が示されたんでしょうか。

 ◎都市整備部長(宇田川義治君) このご質問につきましては、昨日もご説明いたしましたが、合意形成過程において、地域の方々からは、同意に関する働きかけなどについてさまざまなご意見やご要望が市に寄せられてございます。
 市といたしましては、事業を推進する方々の思いもあるかと思いますが、これらのご意見、ご要望のあるさまざまなお気持ちに配慮し活動していただくよう、地域の方々にお願いしてきたところです。
 以上です。
 
 ○議長(深作勇君) 広瀬明子君に申し上げますが、大分時間も超過しております。スムーズに質問のほうをお願いいたします。
 
◆(広瀬明子君) これまでの効果として、9月議会で幾ら支払い済みが出たかとか、あるいは将来に対してまだ支払い義務があるのは幾らかとかという数字はお伺いしているんですけれども、6月議会で弁天45宅地に関して9,400万円支払ったとした答弁が出てきたわけですけれども、これは事実と違うということがその後の私の聞き取りでわかったんですけれども、弁天45地区、今ちょっといろいろと問題になっていると思うんですけれども、そこには幾ら実際支払いが、45に関連してですよ、970万円調査のお金、これは認識しておりますからこれの説明は結構です。9,400万円から970万円引いた残りの金額のうちの、実際幾ら支払いがなされたんでしょうか。
 
 ◎都市整備部長(宇田川義治君) 6月議会では私が、弁天二丁目地区の市街地液状化対策の工事については、既に一部の作業を進めています。また、工事契約とは別に、家屋の事前調査業務なども実施しています。そのため、平成28年5月末の段階で約9,400万円程度を支出していますと、このように答弁いたしました。
 市街地液状化対策工事の支出額につきましては、市街地液状化対策事業特定設計施工共同企業体に確認しましたところ、5月末での出来高金額が約8,430万円とのことから、先ほどの家屋事前調査業務に支払いました約970万円と合わせまして約9,400万円と説明したものでございます。
 このようなことから、仮にこの段階で工事が中止となった場合に支出すると見込まれる概算の金額を答弁したものでございます
 以上です。
 
 ※まだ支払をしていない額(支出すると見込まれる額)を「支払った」と答弁していたわけです!全くもー・・・。議会答弁はもう少し慎重にして欲しいものです。何で素直に議場で謝罪して訂正しないのでしょうか。
  

◆(広瀬明子君) そうすると、いわゆる970万円を足した9,400万円というのは、数字としては間違っていないという認識ですね。
 それでは、9,400万円の内訳を市からもらっているんですけれども、純工事費とか現場管理費がちょっと納得できない数字なので、明細を教えてくださいとお願いしたけれども、示していただけなかったんですけれども、なぜですか。
 市がこれ出してきた数字です。この数字の根拠を当然私は、ちょっと法外な金額だったものでどういうことかということを聞きたかったんですけれども、なぜ示していただけなかったんですか。

 
◎都市整備部長(宇田川義治君) 9,400万円の内訳につきまして、書類では存在してございませんけれども、特定設計施工共同企業体に確認しましたところ、まず純工事費につきましては防音壁や覆工板の準備及び測量に要した費用が約240万円、室内配合試験の費用といたしまして約270万円、受電設備や仮設の水道設備の費用といたしまして約200万円、そのほか防護管の準備費や交通誘導員などの費用として約480万円、合わせて約1,190万円と聞いてございます。
 また、現場管理費につきましては、施工計画書の作成や関係機関との協議、配杭の位置出しや測量などに要した人件費といたしまして約5,500万円、現地事務所などの経費として約600万円、合わせて約6,100万円と聞いてございます。
 さらに、一般管理費や消費税等を合わせまして、合計で約8,430万円と伺ってございます。
 以上です。
 
 
◆(広瀬明子君) 思ったよりちょっと副市長の答弁が長かったもので、そこで時間がちょっと狂ってしまったわけです。
 そういう意味で、今の答弁ですと、全部これはもうJV、工事屋さんは支払い済みなわけですね。ただ、市にはまだ請求が起きていないというふうに理解してよろしいわけですか、そこを知りたいんですよ。
 
 
◎都市整備部長(宇田川義治君) 先ほども言いましたとおり、仮にこの段階で工事が中止となった場合に支出すると見込まれる概算の額ということでご理解いただきたいと思います。
 また、先ほどの9,400万円の内訳につきましては、特定設計施工共同企業体に確認した数字でございます。
 以上です。
 
 ◆(広瀬明子君) 市のほうで、市に請求が来るお金をJVのほうに示してもらったということなんですけれども、これを一つ一つ市のほうは点検しないんですか。支払いで請求来た場合ですよ。実際、これだけ動いている、本当に人が動いたのか、非常に法外に高い気がするもので、示してきたから、そうですかと出すものなんですか。一つ一つ市側でチェックする。
 というのは、これは弁天45の工事がとまって、なぜか2月に再開というふうになったと聞いているんですけれども、それはそれとしまして、とまってしまっている理由が、お一人が意思表示をしたと、同意書の撤回になったということでとまっているというふうに市は言っているようなんですけれども、本人にすれば、あるいはご家族にすればこのお金、請求が来るんだろうか、請求されちゃうんだろうかという。それで、6月議会の私の議場でのやりとりで法的措置も考えているというような答弁が出てくるわけです。幾ら負担を、もし本当に工事が、これがお一人の理由で、あるいはもうお一人、意思表示が出ていると聞いているんですけれども、お二人にそれぞれ幾らの請求が最大でいくのか、そこら辺を今数字でお持ちですか。
 もしこのままとまってしまった場合。市としてはとめない、工事をやるんだと強い決意があるようです。そういう文書も配られたのは理解しておりますけれども、万万が一、市の思惑が外れてとまってしまった場合に、責任追及も法的措置も考えていると。するとは言っていないけれども、考えているという答弁が出てきているもので、実際、責任追及するとなるとどれくらいのものを市は考えているんでしょうか。
 
 ○議長(深作勇君) 当局に申し上げますが、できるだけ簡明にお答えのほうをお願いします。
 石井副市長。
  

◎副市長(石井一郎君) 私どもは、今、工事に協力できないという方には工事に協力いただきたいということでお願いをしているわけですが、工事に協力いただけない場合にはここまでかかった費用については、いろいろと請求する--請求するという言葉ではないですけれども、ご負担をお願いするようなことになる可能性もありますということで検討をお願いしているところであります。
 具体的にどういう額になるかというのは、もしそのような事態になった時点で検討すべき事項でありますけれども、部長が答弁しているようにここまでかかった費用という点でいえば、JVからは約9,400万円程度、その他もろもろ含めて9,400万円程度という費用を要しているというふうに聞いておりますので、そういうふうにお知らせをしている、答弁をさせていただいているところでございます。

 

◆(広瀬明子君) わかりました。もし万が一ご負担をお願いするような場合、よく精査して、この金額が妥当なのかどうか、この金額そのままそっくり市がのむのではなくて。工事関係の専門家にちょっとこの数字を相談して見ていただいたら、ちょっと信じられないというね。専門家の方ですよ。ですから本当にこれが正しい数字と市は認識できるのかどうか、これは市民の生活をかなり脅かしていきますので、そこら辺は注意していただきたいと思います。
 


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