以前は「旧いメルセデスの電機屋」。。。現在は、、、「隙間風産業の超零細企業」の業務日報。。。

旧いメルセデスの電機屋のニッチな仕事のお話。。。http://jun3104.shop19.makeshop.jp/

ヤフオク出品終了します。

2018-02-24 09:01:46 | 日記
2月も下旬に入り、ヒューズBOX関係の仕事やレストア車の修理見積、資材調達等で猫の手がもっと欲しい寅です。

現在、ヤフオク出品中のW124 400/500E,E400/500用のF/P無接点リレーとW124 103Eg用のオルタネータにつきまして多数のウオッチリストに登録戴いておりますが自動再出品の限度回数が終了次第ヤフオク出品を終了致します。

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/q195672246

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f254404080

当面、弊社の在庫にて保有致しておりますが弊社販売価格につきましてはヤフオク出品価格での販売は致しませんので何卒御了承下さいませ。

尚、弊社での御購入条件は現金取引のみとなっております故、ヤフオクの様にクレジットカードでの決済は行えませんので悪しからず御了承下さいませ。


最近、本ブログのコメント欄から弊社への連絡先を問合せる方が増加致しておりますが、弊社からの折返しの回答の後にナシノツブテを決め込んでらっしゃる方がほぼ99.9%ですので以降、本ブログのコメント欄からの問合せには一切回答致しませんので御了承願います。

又、現在先行予約受付中のW124用NEWブレードヒューズBOXにつきまして、大変嬉しい事に多数のご予約を賜っております。
お客様からの御予約の申込に対し弊社よりお取引の御案内を折返し御連絡差し上げておりますが御予約の条件として例外なく御入金をお願い致しておりますが極少数のお客様につきましてナシノツブテになってらっしゃる方がいらっしゃいます。

弊社ショッピングサイトにも記載させて戴きましたが御予約申込後、折返しの弊社の御案内通りの御入金手続きが完了次第、御予約成立といった流れになりますので何卒御理解賜りたく存じます。

尚、御予約申込み後通常最長で中一日程度で弊社より御案内を差し上げておりますが御案内メール送信時点より二週間を経ちましても予約成立とならないお申込みに関しましてはお客様都合による自動キャンセルとなります事を御理解下さいませ。

弊社から途中フォローをさせて戴いてもナシノツブテのお客様って割に少数ですが居ますけど、あまりに酷いなと弊社が判断致しますと目出度くブラックリスト入りになりますので以降、個別のメルマガ送信等の弊社からの情報提供も中止致します。

世の中、色々な人が居ますけど弊社からの御案内メールを送信させて戴いたり電話連絡によるフォローをさせて戴いてもナシノツブテ或は逆ギレ何て事例も実際に御座居ます。
契約というモノを軽視している無責任な方も過去散々対峙致しましたがこういった方々と絡む事自体時間の無駄ですし、理不尽な要求に構う何て事態にもなりかねません。。。
正直、生産性の急降下ですし舐められてると感じる最悪の瞬間ですねー。(笑)

笑ってしまったのは弊社ショッピングサイトで購入手続をしておきながら「¥高いから納得出来ない!」と、意味不明な言動で商品の値引きを要求して来た宇宙からの訪問者みたいな人。。。(笑)
そんな発注はお請け出来ませんので笑顔でお断りの上で削除させて戴いております。


しかし、大半は弊社の製品、サービスを長らく御愛顧戴いて下さっているお客様からのお問合せや御予約を戴いておりますので確実なお取引をさせて戴いております。
誠に感謝。感謝で御座居ます。今後もお得な情報や新製品情報等、積極的に御案内させて戴きますのでご声援の程、何卒宜しくお願い申し上げます。m(_ _)m


★画像はイメージです。

既にヒューズBOXを御予約戴いておりますお客様のオーダー分に関しましては本体以外の配線材や車台側の装備品やオプションによって異なる配線構成部品の製造に入っております。
ココだけはハンドメイドで決めて行く部分なので見事な内職作業になります。。。

本体の製造現場では既に射出成形の金型の設計に入っております。。。
此方も試作の金属とは異なる樹脂の特性を考慮した設計が要求されます。。。

採算性は確かに厳しいと判っていてダメ出しの繰り返しの挙句に作業者にも使用者にも優しい製品を目指して設計と試作の繰り返しを行う意味を問われる事がありますが、それは弊社の本気がユーザーさんに伝わる事が一番。「使って良かった。」とユーザーさんの満足度が高いトコに行ってくれる事が二番。「次は何が始まる?」と弊社に更に興味を示して下さる事が三番。

W124純正の劣化してボロボロになったヒューズBOXや時折接触不良を起こして通電不良になったり過熱するヒューズBOXを見て「何かボロいなー。大丈夫かいな?」と、感じてしまったユーザーさんも多いかと思います。
こういったところから劣化によるトラブルの可能性ってのは増大して行きます。。。

ある日、遠方のフルノーマルのW124のお客様よりお電話で「先日、メーターをお宅でO/Hしたのにタコメーターが動かない。」とお問合せを受けたのでタコメーター裏の二極ソケットの接続を確認して貰った上で、「時計は動いていますか?」と、時計の確認をお願いして時計は絶好調時を刻んでいるとの回答でしたのでもしやと思い、「ヒューズBOXの5番ヒューズが断線、若しくはステイックヒューズの両端が腐食してませんか?」と確認をお願いしたところ、、、案の定5番ヒューズの接触不良。。。電源OFFにて車台側の5番ヒューズ端子を磨いて貰って新しいステイックヒューズに交換したらタコメーターは復活したそうである。。。

こんなトラブル、、、国産車じゃ考えられませんよねー。(笑)
もっと言うと同じ年代のBMWじゃヒューズに限って言えば既にブレード化されていたのでヒューズが原因になる故障何て有り得ませんでしたわ。。。( ̄∀ ̄)

つまり、この時代のメルセデスで何の拘りか知らんですけどステイックヒューズを1995年のW124最終モデルまで採用し続けた理由が分からん。。。
既に1991年発表のW140、1994年発表のW202ではステイックヒューズは姿を消してブレードヒューズが採用されとったっちゅうに、、、日本のメーカーだったら同じモデルでも故障のリスク改善と考えるのならばマイナーチェンジで似て異なる改善って事で途中でブレードヒューズに絶対変更するでしょうよ。(笑)

ステイックヒューズ回路で電動補助ファンを回すとDのヒューズが陥没して行くってトラブルの暫定的対策にヒューズBOXの表に板ヒューズを設置して電源補助ファンのみヒューズBOXの表に設置した板ヒューズで回路を構成する配線Kitをメーカーが対策品として供給した時は正直ウケました。。。(笑)

他のモデルでステイックヒューズのトラブルは市場で多く報告されていたのだから、其れを証拠にモデルチェンジと共にブレードヒューズに化けて行ったって訳でやんす。。。

だったらメーカーがそんな大電力回路にステイックヒューズを用いる事がアカンと判断したならば変な小手先の対策何ぞせんで後期モデルにマイナーチェンジの際にでも信頼性の高いブレードヒューズ化で対策すればW124のカブはもっと上がったろうに。。。(笑)

当時だってメーカーに技術が無かったんじゃなくてW124モデル末期までステイックヒューズで逝って、、、次のW210でしれ〜っとブレードヒューズ化されて粗末な電気化実験モデルがデビューしたのも訳がある。。。

W124のヒューズBOXを完全解体した方はいらっしゃるでしょうか?
ウチでは当然、研究開発時に純正品の完全解体を行います。

で、、、其処でナニが出たかってーと、、、中からアリババが。。。嘘。
量産品にしてはコストのかかり過ぎた構成部品が部品点数も多い状態でヒューズ回路の構成をしている。。。こりゃ、製造に金がかかり過ぎである。
しかしのかかしだ。。。
金がかかっていると言う事とヒューズBOXの本来の機能とその性能の維持、相手は目に見えない電気を通電させて過酷な仕事をさせるが故の安全性確保と言った点が高い事とは必ずしもイコールでは無い。

ドイツ人が提唱していた質実剛健は判るが、起動時から大電力を要求され、継続的に電流の波を生ずる誘導電動機(モーター)の負荷に対するエネルギーロスになる部分が増大した場合についてはどうやら考えが及ばなかった様だ。。。

溶断点が剥き出しのステイックヒューズは当然、溶断点の鉛が酸化する。
更にステイックヒューズをセットしているステイックヒューズ上下の接点も酸化する。
この接点もスプリングでステイックヒューズを押すような構造でセットされているのでステイックヒューズ両側の接点の端子との接触面積は僅少である。
僅少であると言う事は電流が通電する面積が少ないと言う事だから水道のホースを絞った様な状況になる。コレが更に接点の酸化が進み電流が通り難くなると更に水道のホースを絞った様な状態になって電気的ストレスも多くなる。。。
電気的には通り難くなった電流はストレスになって熱エネルギーに化ける。。。
熱エネルギーは電流値、電圧値が大きければ大きい程大きくなる。。。
この熱によってヒューズ接点が温度上昇を始め、最悪はヒューズBOXの樹脂絶縁物を溶かす結果になる。
そしてそのままステイックヒューズが陥没を始めるって訳。。。

結局はヒューズBOXの通電に関する接点を含めた導電部分の面積についてのツメが甘い上に、ヒューズBOXが車両のボンネット内に設置されていると言う条件による「酸化」と言う経年劣化が及ぼす影響について考慮されていないと言う結論になる。。。

メーカーも多大な経費を掛けてこのステイックヒューズBOXをW124専用に設計、量産してしまったが故に市場で起きているトラブルに対しての根本改善を図るべくブレードヒューズ化を行なってしまったら大赤字は間違い無いので取り敢えず最終モデルまでこのステイックヒューズBOXで行き、メーカーの対処としては大電力を要する電動補助ファンやエアコンのブロアファンにあっては別回路増設にて対応し、他の20A未満のパートでの意味不明なヒューズ切れに関しては都度ステイックヒューズを交換せいよと言う方針で逝ったのでしょうね。。。(笑)

其れを証拠に純正のW124ステイックヒューズBOXはまだまだ本国に一杯在庫があります。(笑)
だって、、、メーカーも在庫を売らないと赤字だもん。。。
だから、メーカーもあまり出ない部品を供給終了にしたりして、コストのかかり過ぎで且つ在庫の嵩んだ部品を抱え込んで経費のバランスを取っている訳ですわ。。。

でもね、、、お客さん。
ヒューズBOXが溶けたりボロボロになって交換する手間って考えた事がありますか?
その手間と費用を掛けてもステイックヒューズの酸化は数年の内にやって来まっせ。
それも症状は突然ね。。。(笑)

ステイックヒューズの単価もブレードヒューズと比べると割高だし、切れてもいないヒューズを定期的に交換するって習慣はどうなの?って思っちゃいますよ。
まあ、ステイックヒューズに深い愛情を感じていてコレが無いと興奮、、、イヤ違った魅力を感じないって変態系趣向のお方達には何も言いませんが、、、
普通に使っていてブレードヒューズを定期的に交換するのがマストの車種何て現代で聞いたことあります??
何か故障にビクビクして乗ってて楽しいのか疑問になりますわ。。。

大半は電気については素人さんがW124に乗っているのが通例であって、況してやヒューズが異常な大電流で断線するというヒューズ本来の機能によるトラブルでは無く、意味不明なステイックヒューズの酸化による断線やら前述のステイックヒューズの接点部分の酸化などによる過熱や陥没何て「ふざけんなよ!」の部類に入る故障でしょうよ。

私もW124を所有していた頃は故障を探求すればする程、実に合理的でツメの甘い舐めた部品に笑いながら青筋を立てていたものでした。。。

そういった事をウチなりに考えて、これでも電気屋の端くれとばかりに色々と改良を試みて無接点リレーだのヒューズBOXだのと改良の意味が御理解出来ないオーナーさんにはタダの怪しい社外品にしか見えないモノを市場にリリースして参りました故、今回のW124用NEWヒューズBOXは装着したら将来的に回路リークによるヒューズ切れ以外のトラブルは発生させないと言うコンセプトにて設計致しました。

余談ですが、無接点リレーをリリースした時は早速購入して戴けたユーザーさんはF/PリレーやOVPリレーが不良になると言う故障を味わったお客様で、実際にそれらが故障して痛い目を見たお客様以外は相手にされませんでしたね。(笑)
が、、、その後数年経ってリレー類のトラブルが頻繁に発生しだして慌てて弊社にお問合せってお客様も多かったですが需要が過大になって供給が追いつかない時期がありましたわ。。。

実際、ヒューズボックスもそんな感じ。。。
過去四年間、ヒューズBOXの故障で痛い目を見たユーザーさんからのお問合せも多かったですが、現状ヒューズBOXのトラブルに遭遇した事の無いユーザーさんには弊社製品が直ぐに必要な理由が理解出来ないでしょうねー。(笑)

弊社も無理強いはしませんが、同車種で実際に起きている前述の様なプロセスが絡んだトラブルを未然に防止したいお客様には先行きを予想した上でのご提案をさせて戴きますので是非ご参考になればと思います。


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