言語分析未来予測

上石高生
言葉の分析からの予測です。分析の正しさは未来に答えが出ます。分析予測は検証可能でなければなりません。

報道の問題

2009年11月14日 06時41分01秒 | 批評
 日本民間放送連盟は、裁判員制度にあたり法廷内撮影も含めた裁判の全面可視化などを求めているが、その肝心の報道のマナーが良くない。

 たとえば、戦後での一時期は法廷写真は自由だったようだが、それも二年ほどだ。

権田萬治ホームページ Mystery&Media [ メディア ] メディア時評4
 法廷写真取材については、戦後の一時期は自由だったが、報道側の行き過ぎもあって、昭和24年の刑事訴訟規則215条、同27年の法廷等の秩序維持に関する法律、31年の民事訴訟規則11条などによって厳しく規制されることになった。


五日市 和恵
(1)法廷とカメラ取材

A.日本 ー戦後の法廷カメラ取材の歴史と現状ー


撮影自由時代:47年ー48年末まで
撮影制限時代:49年1月から許可制となり、この慣行が続いた


 現在は「事件関係者のプライバシーの保護のため」という名目で裁判での撮影や録音は禁止されている。
 実際の48年頃に起きた報道側の行き過ぎた裁判までは特定できなかったが、それが21世紀の現代に見られることができた。

市橋容疑者送検時に公務執行妨害、TBS社員逮捕(読売新聞) - goo ニュース
 発表によると、代田容疑者は12日午前11時半頃、市川市塩浜の行徳署前の市道で、市橋容疑者を乗せた捜査車両に、ビデオカメラを持って接近。制止した県警機動隊員(24)を突き飛ばして車の前方に立ちふさがり、運転席側の窓ガラスを数回たたくなどした疑い。機動隊員は腕に軽傷を負った。
 代田容疑者は「いい画像を撮りたかった。お騒がせして大変申し訳ない」と供述しているといい、同日夕、釈放された。
 日本経済新聞社広報グループによると、同社東京本社写真部の20歳代男性カメラマンが後ろから押されて倒れ、右手指の骨にひびが入るけがをした。


「社員逮捕のTBS釈明 「誰がいつ逮捕されてもおかしくない現場だった」」
 送検される市橋容疑者は逮捕時と違い、ヨットパーカーのフードをかぶっているものの、ゆっくりワゴン車まで歩き、顔は表情まではっきり確認できた。報道各社は混乱もなく、撮影や取材を続けた。
 ところが、市橋容疑者の車が裏門を出て曲がろうとした瞬間、逮捕された社員が車に向かって規制線を突破。県警の警察官に取り押さえられると、さらにこれを振り切り、車に向かおうとしたため、現場は混乱を極めた。決して「誰が逮捕されてもおかしくない現場」ではなかったという。


 こちらがその映像だ。
YouTube - 記者逮捕、市橋容疑者送検の行徳警察署が騒然

 メディア・リテラシーなどと言われて久しいが、報道の方が一般視聴者より問題である。
 特にこんな記事。

「結婚詐欺・連続不審死 焼死男性宅に常備練炭なし 持ち込まれた可能性」:イザ!
 埼玉県警に詐欺容疑で逮捕された無職の女(34)=東京都豊島区=の知人男性が相次いで不審死している事件で、女が出入りし、不審死した千葉県野田市の無職、安藤建三さん=当時(80)=宅では、練炭などを常備していなかったことが9日、遺族関係者への取材で分かった。安藤さんの遺体の近くからは、練炭の燃えかすなどが見つかっており、警察当局は練炭が持ち込まれた可能性が高いとみている。


 結婚詐欺だけならすでに逮捕されたから実名や写真などの報道で明らかにできるはずが、この報道の最初から殺人事件と結びつけていることから、容疑が固まらないので実名や写真などの報道ができないでいるのだ。
 結婚詐欺だけで、実名や写真などを掲載しての報道であったら、他の余罪や情報提供もあったはずが、それを阻止しているのは、最初からまだ容疑も固まらない殺人事件に結びつけたマスコミのサスペンス劇を演出した報道が原因なのだ。報知の精神が聞いて呆れる。

 一般にメディア・リテラシーを押し付ける前に、報道自らの問題を考えるべきだ。

メディア・リテラシー(英: media literacy)とは、情報メディアを主体的に読み解いて必要な情報を引き出し、その真偽を見抜き、活用する能力のこと。「情報を評価・識別する能力」とも言える。ただし「情報を処理する能力」や「情報を発信する能力」をメディア・リテラシーと呼んでいる場合もある。ウィキから

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キーワード
メディア・リテラシー 情報メディア 公務執行妨害 民事訴訟規則 刑事訴訟規則 裁判員制度
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