民主主導政府の行政刷新会議が行う事業仕分けとは、自民が作った来年度予算の概算要求から無駄を見つけて、その金で民主党のマニフェストを実現するか、赤字国債分を圧縮しよう、というものだろう。
何のことはない行政改革である。
対立軸を強調したいために、自民党が使ってた「行政改革」という言葉を使いたくないだけだ。しかし、かつての小泉首相の「聖域なき」というワンフレーズはちゃっかりパクっている。小沢幹事長の衆院選での新人議員たちの擁立にしても、選挙後に小沢チルドレンなどとマスコミに書かれたりで、あからさまな小泉選挙手法の模倣であったのを思い出す。
だがこの事業仕分けとは財務省主導であるらしい。藤井財務相も認めている。
事業仕分け 劇場型 財務省頼み(産経新聞) - goo ニュース
……刷新会議で議長としてあいさつした鳩山由紀夫首相は「刷新会議、財務省、それぞれの役所の政務三役が協力してほしい」と語り、あえて財務省の名を挙げて協力を求めた。
旧大蔵省出身の加藤秀樹行政刷新会議事務局長のもと、仕分け対象の選定は財務省主導で進められた。
財務省主計局は10月中旬、財政健全化を目指して総額5・3兆円の候補リストを刷新会議に報告、事業別にランク付けするサービスまでしてみせた。
元々は財務省が仕分けした事業、つまり民主党に予算削減を許可した事業を、民主党がパフォーマンスとして直接的な関係者たちと議論しているだけで、民主党独自で精査し洗い出したわけではないのだ。
自民党の行政改革は、小泉政権の頃から、赤字の事業、郵政公社や特殊法人、独立行政法人などの統廃合を目指していた。つまり不良債権処理であったのだ。
しかし今の民主党の基準は、自分たちのマニフェスト実行のために、予算削減可能な事業を仕分けしているに過ぎない。赤字国債発行の削減のためは二の次で、赤字の事業については見て見ぬふりをしているのである。
傑作なのは、行政刷新会議でのこんな議論だ。
次世代スパコン凍結 仕分け3日目 交付税は抜本見直し 行政刷新会議(産経新聞) - goo ニュース
「(計算性能が)世界一である必要があるのか。2位ではいけないのか」
「見直しても国益にマイナスにはならない」
資源のない日本で、基礎・応用科学での最先端技術の研究を政治家が軽んじるとは、これこそ無知でなければ言えないセリフであろう。
毛利さん「仕分け人」と激論、日本科学未来館巡り(読売新聞) - goo ニュース
財務省側が赤字と説明すると「高校、大学の経営で赤字と言いますか? この認識自体が官僚的発想だ」と逆襲。また、用意してきたパネルを持ち出し「低成長の中、来館者は伸びて90万人になった。ちゃんと見て」と仕分け人に反論した。激論の末の判定結果は「予算の削減」だった。
結局、財務省が「予算の削減」を決定してしまえば、どんな議論も通用しないのである。
これは日本にだけに限らないことだ。
プロレタリア(労働者)革命では常に起こった事なのである。
ブルジョアジー(有産階級)に対する潜在的な憎悪のあるか、なしか、は議論しないが、社会の圧倒的多数を占めるプロレタリアートの政治的支配は、ブルジョアジーを常に排斥してきたのは事実だ。
このときの法に基づかない反革命弾圧や粛正は歴史的事実である。
よく聞かれたのは、市民の手を見て労働者階級か、それ以外の反革命分子、貴族か資産階級、または教師などの知的階級かを判定して、それらを強制労働所送りにし、多くは行方不明か、死亡に至るというホロコーストの恐怖があった、というものだ。これがマルクス・レーニン主義である。
また、カンボジアでは、カンボジア共産党・クメール・ルージュが、資本家、技術者、知識人など知識階級から一切の財産・身分を剥奪し、農村に強制移住・強制労働所送りにした。指導者はポル・ポト。
ヘン・サムリン政権は死亡、330万人と主張。CIAは殺害、5万〜10万人と推測(飢餓による死者数を含まない)。アメリカ国務省、アムネスティ・インターナショナル、イェール大学・カンボジア人大量虐殺プロジェクトの3者は死亡、120万人、140万人および170万人と推計。
ポル・ポトのやり方でよく聞かれたのは、子供に自動小銃を渡して、ブルジョアジーを強制連行するやり方だ。子供は一つの価値観や正義感に拘るところから、罪悪感なしに行動した、というものだ。
これらはインテリゲンチア・知識階級狩りとも称された。
今の財務省主導の民主党政府・行政刷新会議による事業仕分けも、無知を利用してのインテリゲンチア・知識階級狩りと同じものだ。
特に「(計算性能が)世界一である必要があるのか。2位ではいけないのか」の議論は志も低い無知というもので、科学的価値をも感受できないほどではないかと危惧する。
特に非科学は、不確かな原始的社会を理想化させることで、高度な専門性をも破壊することから、国益にとっては大損害であり、それは時代の退化を意味するものである。
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何のことはない行政改革である。
対立軸を強調したいために、自民党が使ってた「行政改革」という言葉を使いたくないだけだ。しかし、かつての小泉首相の「聖域なき」というワンフレーズはちゃっかりパクっている。小沢幹事長の衆院選での新人議員たちの擁立にしても、選挙後に小沢チルドレンなどとマスコミに書かれたりで、あからさまな小泉選挙手法の模倣であったのを思い出す。
だがこの事業仕分けとは財務省主導であるらしい。藤井財務相も認めている。
事業仕分け 劇場型 財務省頼み(産経新聞) - goo ニュース
……刷新会議で議長としてあいさつした鳩山由紀夫首相は「刷新会議、財務省、それぞれの役所の政務三役が協力してほしい」と語り、あえて財務省の名を挙げて協力を求めた。
旧大蔵省出身の加藤秀樹行政刷新会議事務局長のもと、仕分け対象の選定は財務省主導で進められた。
財務省主計局は10月中旬、財政健全化を目指して総額5・3兆円の候補リストを刷新会議に報告、事業別にランク付けするサービスまでしてみせた。
元々は財務省が仕分けした事業、つまり民主党に予算削減を許可した事業を、民主党がパフォーマンスとして直接的な関係者たちと議論しているだけで、民主党独自で精査し洗い出したわけではないのだ。
自民党の行政改革は、小泉政権の頃から、赤字の事業、郵政公社や特殊法人、独立行政法人などの統廃合を目指していた。つまり不良債権処理であったのだ。
しかし今の民主党の基準は、自分たちのマニフェスト実行のために、予算削減可能な事業を仕分けしているに過ぎない。赤字国債発行の削減のためは二の次で、赤字の事業については見て見ぬふりをしているのである。
傑作なのは、行政刷新会議でのこんな議論だ。
次世代スパコン凍結 仕分け3日目 交付税は抜本見直し 行政刷新会議(産経新聞) - goo ニュース
「(計算性能が)世界一である必要があるのか。2位ではいけないのか」
「見直しても国益にマイナスにはならない」
資源のない日本で、基礎・応用科学での最先端技術の研究を政治家が軽んじるとは、これこそ無知でなければ言えないセリフであろう。
毛利さん「仕分け人」と激論、日本科学未来館巡り(読売新聞) - goo ニュース
財務省側が赤字と説明すると「高校、大学の経営で赤字と言いますか? この認識自体が官僚的発想だ」と逆襲。また、用意してきたパネルを持ち出し「低成長の中、来館者は伸びて90万人になった。ちゃんと見て」と仕分け人に反論した。激論の末の判定結果は「予算の削減」だった。
結局、財務省が「予算の削減」を決定してしまえば、どんな議論も通用しないのである。
これは日本にだけに限らないことだ。
プロレタリア(労働者)革命では常に起こった事なのである。
ブルジョアジー(有産階級)に対する潜在的な憎悪のあるか、なしか、は議論しないが、社会の圧倒的多数を占めるプロレタリアートの政治的支配は、ブルジョアジーを常に排斥してきたのは事実だ。
このときの法に基づかない反革命弾圧や粛正は歴史的事実である。
よく聞かれたのは、市民の手を見て労働者階級か、それ以外の反革命分子、貴族か資産階級、または教師などの知的階級かを判定して、それらを強制労働所送りにし、多くは行方不明か、死亡に至るというホロコーストの恐怖があった、というものだ。これがマルクス・レーニン主義である。
また、カンボジアでは、カンボジア共産党・クメール・ルージュが、資本家、技術者、知識人など知識階級から一切の財産・身分を剥奪し、農村に強制移住・強制労働所送りにした。指導者はポル・ポト。
ヘン・サムリン政権は死亡、330万人と主張。CIAは殺害、5万〜10万人と推測(飢餓による死者数を含まない)。アメリカ国務省、アムネスティ・インターナショナル、イェール大学・カンボジア人大量虐殺プロジェクトの3者は死亡、120万人、140万人および170万人と推計。
ポル・ポトのやり方でよく聞かれたのは、子供に自動小銃を渡して、ブルジョアジーを強制連行するやり方だ。子供は一つの価値観や正義感に拘るところから、罪悪感なしに行動した、というものだ。
これらはインテリゲンチア・知識階級狩りとも称された。
今の財務省主導の民主党政府・行政刷新会議による事業仕分けも、無知を利用してのインテリゲンチア・知識階級狩りと同じものだ。
特に「(計算性能が)世界一である必要があるのか。2位ではいけないのか」の議論は志も低い無知というもので、科学的価値をも感受できないほどではないかと危惧する。
特に非科学は、不確かな原始的社会を理想化させることで、高度な専門性をも破壊することから、国益にとっては大損害であり、それは時代の退化を意味するものである。
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