AgathaChristie'sBlog

子供のころから愛読しているアガサ=クリスティーやイギリスに関することをミステリー中心に好きなことを書いていきたいです。

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『五匹の子豚』~ドラマ編

2005-08-31 | ポワロ
クリスティーは回想の殺人の話はよく書いていて特にこの『5匹の子豚』と『復讐の女神』が好きです。
まだ『ホロー』をちらっとしか見ていないので言い切れませんが多分今回これが1番原作通りみたいですね。

カーラ=ルマルションがルーシーに名前が変わってて結婚に対する不安からポワロに依頼するという点が抜けてるなって思ったのですが、それはあのエンディングのためなのかしら?
だって結婚して幸せになる女性があんなことするわけないですから。
でもものすごく不必要な感じがしたけど。
この本のラスト、罪の報いを受けている犯人のあの一言で終わるっていうのがドラマティックでもあり、叙情的でもあると思うんです。

でももしかしたらあのラストは舞台向きなのかもしれませんね。
この物語自体、登場人物も少なくて舞台向きでクリスティー自身がポワロを省いて戯曲化したそうです。
今度『ねずみとり』が大和田信也演出で舞台があるそうなんですが,日本人が演じるならこの『五匹の子豚』の方がよさそうな気がします。
国境に関係のない物語ですから。

あら、またドラマから話が遠ざかってしまった。
今回は特にエルサ=グリヤーのキャストがよかったですね。
彼女の小悪魔的美貌は抜群です!
しかもその後の抜け殻状態も美しいです。

アミアス=クレイルの書いていた絵、はっきりと見えませんでしたが構図が黒田清輝の『湖畔』に似てました。
この絵は重要な絵なんですがやはり天才という設定が絵を見せない理由なんでしょうね。
エルサのアミアスを見つめる瞳の意味をそう簡単に描き出せるとは思えない。
下手に出してイメージが壊れることを嫌ったのかなって思います。

それからフィリップが恋してたのはあの人っていう筋書きも原作とは違ってますがその方が自然な流れになる気がします。
それなら夜に会いに行く必要もなくなりますが。

ただの聞き役に徹しているポワロを演じるのはなかなか難しい。
この作品だけをスーシェ以外の別の俳優が演じていたらきっとポワロに見えないだろうなぁと感じるドラマでした。


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五匹の子豚(名探偵ポワロ) (ミステリ通信「みすみす」blog)
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