C'est la vie.

人生ままならぬもの。成り行き任せか、C’est la vieか。電子のカオスの中で思いが遂げられたらと思う今日この頃。

関根恵子、肉体派時代の映画ポスター 「成熟」「朝やけの詩」

2017-06-09 00:27:20 | Weblog

 高橋(関根)恵子が若くて肉体派?女優だったころの映画のチラシやポスターが出てきた。1971年公開の「成熟」と1973年公開の「朝やけの詩」だ。1970年の主演第2作「おさな妻」ですごく奔放な女優というイメージができていたが、「成熟」はその路線に乗った大胆なヌードがポスターに使われていた。でもよく考えてみれば、この時、まだ15歳か16歳。バストトップこそ見せていないものの、そのボディは肉付きもよく、少女というより「成熟」したもっと年上の女の姿のように見える。映画は篠田三郎とのコンビの高校生もの。ポスターでヌードを見せるほどエロチックなストーリーではなかった。所属していたのは大映という映画会社だったが、どういう風に育てようとしていたか想像できるようなポスターだった。

▽豊かだが普通のバスト

 その2年後、当時、乗りに乗っていた熊井啓監督作品の「朝やけの詩」に出演した。社会派監督と言われていたが、キネマ旬報ベスト1になった「忍ぶ川」で、清純派女優の栗原小巻を脱がせ、すごいヤツと思ってた。この映画のポスターでは、北大路欣也と全裸でのキスシーンが使われている。自然保護をテーマにしていた堅い作品だったが、関根恵子の肉体を前面に出そうという意図がうかがえる。作品はあまり面白いとは言えなかった。記憶ははっきりしないのだが、冒頭、湖を全裸で泳ぐシーンが話題になったようだ。

▽映画チラシでバストトップ披露

 なかなか大胆なことをやったなと思ったのがチラシ。木々が生い茂る緑の中で、こちらも北大路欣也と全裸で向き合うシーン。こちらは鮮明な写真が使われているため、バストがはっきり映し出されている。ただ、その乳房は豊かではあるがあまりにも普通で、わざわざ露出するほど美しいわけでも大きいわけでもない。現在であれば、決してバストトップは出さないタイプに見え、出すならカメラの位置を変えるなど工夫をしたのではないか。それでもあのヌード。監督は関根恵子にぞっこんだったのかな。

 その後、20歳を過ぎるころからいろいろとトラブルを起こし、しばらく映画やテレビから消える。その後、結婚などを経て落ち着いた演技派女優として成長していく。若いころ1ページだったんだろう。ちなみに1955年の生まれだ。

 

  

 

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