C'est la vie.

人生ままならぬもの。成り行き任せか、C’est la vieか。電子のカオスの中で思いが遂げられたらと思う今日この頃。

たった一度の京都のお茶屋さん遊び 一見さんだとちょっと「うーん」

2017-06-16 01:34:53 | Weblog

 観光客の激増で京都がすごいことになっているらしい。先日の朝日新聞によると、外国人観光客の急増で祇園の夜桜ライトアップをやめたり、路線バスが満員で乗れなくなったり。観光の町としては儲かって嬉しい反面、困ってもいるらしい。
 そんな古都のしっとりした風情を代表するのが祇園のお茶屋さんだろう。一見さんお断りで、各界の栄誉を極めたエスタブリッシュメントの男だけが遊べる特別な場所。外国人観光客がいくら金を積んでも日本の文化と日本語が分からない限り、楽しめそうもない遊び。そんなお茶屋さんで一度だけ遊んだことがある。もちろん常連さんになる(なれる)わけもなく、それっきり。面白かった?と聞かれると、「うーん」と答えるしかない数時間だった。
 
焼酎の湯割りにかっぱびせん

 お茶屋さん遊びは業界団体の研修(実態は観光)旅行に出かけたときのことだった。そもそも、事前の会合でお茶屋さんにつてがあるという話が出たことから、行き先は京都にしようと決まったぐらいだから何とも牧歌的。そのつてというのも本人ではなく、知り合いのお花の先生に連れて行ってもらったことがあるという程度で、何度も連絡を取り店を紹介してもらったらしい。10人ほどの団体だったが1人1万円ということだった。
 夕食を終えて向かったお茶屋さんは祇園の中にあり、1階がカウンター、2階が和室になっていた。あまり詳しい記憶はないのだが、こちらの団体が入った大広間のほかに5、6人用の小部屋があった。女将の案内で2階に上がり、大きなテーブルの周りにあぐらで座る。で、運ばれてきた酒は焼酎の二階堂、おつまみはかっぱえびせんにおかき、というものだった。

通常の和服の芸妓さん 10人に1人では話す余裕なく

 参加者全員が大手企業とはいえ、部長さんでも最低ランクという立場。連絡役が出し物については、支払額を考え、指示したらしい。しかし京都のお茶屋さんで焼酎の湯割りにえびせん、かいな。黒いパンツに白いブラウスの若い女の子が酒をつくってくれる。まもなく芸妓さんが登場した。日本髪ではなく、ふつーの和服姿だ。ちょいベテラン、人気だという。話が面白いことで有名とも言われていたが、対角線で一番遠いところにいた私はなんとなく蚊帳の外。焼酎をちびりちびりと飲むだけ。たった1人の芸妓さんだけでは無理がある。途中から、記念写真撮影タイムとなり女将さんや芸妓さんとのツーショット、スリーショットが続く。50代の男たちがまったくのミーハーだ。時間はあっという間に過ぎ、1時間半ほどのお茶屋さん遊びはお開きに。遊びというのも気が引けるような時間だった。テレビなどでイメージするものともちょっと違う。

女将からおしかり、舞妓さん写真を撮ろうとして

 帰ろうと1階に降りると、賑やかな笑い声。和服姿の常連さんと舞妓さん2人がカウンターで飲んでいた。思わずカメラを向けようとすると、女将さんから「お客さんがいるので」とたしなめられた。「これだから一見さんは」と思われたかも。

グローバルスタンダードの波は?

 さてこれは5年以上前の話。先日、ニュースを見ていると、祇園周辺では舞妓さんが歩く姿をカメラに収めようと、待ち構える外国人観光客があふれかえっている姿を映していた。バッキンガム宮殿で交代する兵士の姿を撮影するのとは意味が違い、あれでは舞妓さんたちはおちおち外も歩けなさそうだ。一般の日本人にとって、舞妓さん芸妓さん、ともに敷居の高い存在だけど、外国人観光客には関係ないんだよねえ。そのうち、紹介なしに入れろって言われるかも。それがグローバルスタンダードとかいって。

 

 

 

 

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