C'est la vie.

人生ままならぬもの。成り行き任せか、C’est la vieか。電子のカオスの中で思いが遂げられたらと思う今日この頃。

神宮球場で赤ヘルのゲーム見てきた プラチナチケットじゃなかったけど

2017-05-23 00:34:29 | Weblog

 昨年のリーグ優勝もあってプラチナチケット化しているとも聞く広島カープのゲーム。実際にどうなっているのか確かめようと、5月初め、神宮球場のヤクルト戦を観戦してきました。本拠地マツダスタジアムでは平日でも連日ほぼ満員と伝えられていますが、神宮での人気はそれなり。3万人を超える観客席がありますが、3分の2ほどの入りで、ネット裏のチケットは前日夜の段階でもかなり残ってました。ペナントレース後半となり優勝争いに絡んでいればもっと多くなるのでしょうけど、まだ大丈夫な雰囲気。首都圏の赤ヘルファンの皆さん、観戦にお出かけなら今ですよ。そう神宮で試合があるわけではないけど。

かつて住んだ外苑前散策後に球場へ

 考えてみたら、カープの試合を最後に見たのは、リーグ初優勝した1975年の日本シリーズ。山田と山口高に手もなくひねられたあの試合から40年以上。時間が過ぎるのは早いもんですな。試合開始約1時間前の午後5時過ぎ、東京メトロ銀座線の外苑前駅に到着。赤いユニフォームを着た赤ヘルファンたちが球場に向かっています。でも、30数年前、2カ月ほど外苑前駅近くに住んだ経験があり、すぐに向かわず試合までの時間、駅周囲を散策します。あのころ若者に人気のベルコモンズのビルがなくなっていました。1階の喫茶店でコーヒーを飲んだら、水にレモンが入ってた。何とおしゃれなと思った記憶。時代の変化に言葉もありません。
 なぜかスタバでクラブハウスサンドを買っちゃいました。これまたあのころ買い物をした大丸ピーコックで夕食を買おうと思ったけど適当な食べ物がなく、コーヒーを飲むついで。でも600円ほどと結構なお値段。

風がさわやかで心地いい 気になるビール売りおねーさん

 試合開始ほぼ10分前に球場に到着しました。ネット裏の席ですが、最初は間違えて階段をフーフー言いながら2階席に向かいます。番号から見てそんな後ろのはずはないと思って、途中でUターン、1階席に向かいました。係りの女性に聞くと、すぐに案内してくれて29段目の席に座ります。右側3席は空いたまま。誰も来なければ楽でいいわと、内心、自己中な思い。
 5月ともなると、ライトはついていてもまだまだ明るく青空がきれい。とても心地良い空間です。そこでやたら気になったのがビール売りのおねーさんたちです。みんなミニスカートかショートパンツのかわいい衣装に背中に重そうなビール。面白いのは観客席の各ブロックの前に立つと、片手を挙げて周囲を見回し注文をとっているのです。女の子みんなが同じ仕草をします。「ビールいりませんかあ」のおっさんビール売り時代とはえらい違いだわ。

広島のダンスチームも同行させれば

 グランドに目をやると、選手の紹介が始まっており、つば九郎とヤクルトのダンスチーム「Passion」の踊りが盛り上げていました。あのブルーのファッション、どこか地味だなあ。高校の制服みたい。当たり前だろうけど、彼女たちが踊るのは1塁側のヤクルトファン前。だったら、広島のダンスチームも同行させれば。それから、なんてことはない柴犬のボール犬が登場して、始球式。
 さあプレーボールです。経過、結果は赤ヘルファンには「あったま」に来るような試合だったのでこの際、無視します。

よく飲み、よく食べるなあ 

 皆さん、仕事帰りなのでしょう、ビールがよく売れます。ちょっと乾燥したさわやかな空気。確かにビールほしくなる。どこからか食べ物の臭いもプーン。唐揚げ、うどんのだし汁、ソーセージの焼く臭い。ほとんど食堂みたいな感じ。夕食時、皆さんよく食べ、よく飲みます。ゲームを見るというより、晩飯食ってます、みたいな感じ。うーん、ビールも飲まずゲームを凝視する私って変な人なのかなあ。プレイボールから1時間の7時頃、さすがにお腹が減ってきました。我慢できず、ビール売りのおねーさんに合図します。スタバのサンドイッチを食べながら、3分ほどで食事終了。試合はなんだかつまらなくなってきました。もういいやと思って席を離れ、売店に向かいます。結局、見ながら食べられるものにこだわり、ホットドックを買っちゃいました。丼物や弁当は食べにくいもんなあ。透き通った薄い飲み物を注文する人も。たぶん、ウイスキーの水割りだろうけど。

ここは新橋の居酒屋かな 楽しまなくっちゃ

 ゲームは明らかに赤ヘルファンにはだれるものになってきました。ゲームを見ずに周囲を見ると、面白いことを感じました。すっかり日が暮れ、開始当時のさわやかさが消えて、なんだかサラリーマンの聖地、新橋の香りがしてきたのです。赤い顔したおじさん、できあがって意味なく歩き回るおじさん、妙にテンションが高いおねーさん。足下に食べかすがころがり、全体的にざわざわ、そう居酒屋の雰囲気なのです。
 得点が入ると、広島、ヤクルト双方の応援団から声が上がりますが、どこか散発的なので、試合はどうでもいい感じ、というか。たくさん食べて、飲んで盛り上がって、それがお楽しみ。そんな風に受け止めました。そういえば相撲は飲み食い自由。たぶん、昔のお芝居や歌舞伎もそうだったはず。少なくともネット裏はそういう環境でした。今度は弁当を買っていこうかな。そういうときに限ってWBCのような手に汗握る緊迫ゲームになったりしてね。

  

 

 

いつも、気づけば神宮に 東京ヤクルトスワローズ「9つの系譜」
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広島アスリートマガジン2017年6月号
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