エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ: エリクソンの叡智: 日常生活の礼拝と,本物の教育

2017-03-14 01:40:34 | エリクソンの発達臨床心理

 

 シモーヌ・ヴェイユ

 

 
ウソとゴマカシのビョーキ
   内村鑑三と教育  内村鑑三。1861年、江戸時代末期に、東京小石川で生まれ、1930年、東京は柏木、今の地番で言えば、新宿北新宿一丁目で亡くなって......
 

  Toys and reasons. p.37から。

 

 

 

 

 

 後で論じてみるつもりなのは,日常生活の礼拝と私が呼ぶことになることです。その日常生活の礼拝には,教育的な側面があります。つまり,それは,真の意味で自由のある教育が与えられた時だけ,子どもは,ダンスを楽しんでも大丈夫だと感じることができますし,また,ダンスを楽しむ勇気を持つこともできます。さらには申しあげれば,真の意味で自由な教育がされた時だけ,ダンスを楽しむことを,(訳注:無意識の)心のいろんなはたらきと結びつけることができます。

 

 

 

 

 

 

 この教育は,知識の切り売りをするような,およそ,「教育」とは呼べないような,ものとは違います。シモーヌ・ヴェイユは,この種の「教育」を,「調教」と正確に呼んでいました

 ここでエリクソンが教えてくれているのは,本当の意味での教育,エデュカティオですね。引き出す。本物の教育は,ポテンシャルを引き出すものであると同時に,無意識を引き出して,陽気で楽しいことと結びつけるものです

 

 

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