エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#よい子の病因 #なんのためにの問いを忘れた私たち #錯覚の虜の自分に気が付かない

2017-10-22 01:18:29 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 

 

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インターメッツォ: 2つの声の葛藤の後で  声に応えて、バカになる?
   子どもに運転させちゃダメでしょ!  真の平和を実現する2条件  自分の関係が歪んでいることに、人はなかなか気づきませんね。それは、≪本当の自分≫を......
 

 Identity and the life cycle  p.72の,最後のパラグラフから。続きです。

 

 

 

 

 

 最終的な危険は,精神医学が一番知っているものです。自由な選択を≪私≫の感性に従ってやってもいい感性を,徐々に,しかも,賢くやる気にしてもらって経験することが否定されると,あるいは,最初の信頼がチョッピリしかないために,その経験をすることが弱められると,分け隔ててから操作しようとする強い気持ちを,自分自身に敵対的に向けるようになりますね。その子どもは,自分自身を過剰に操作するでしょうし,早熟の良心を育てることになるでしょう。繰り返し遊んで試すために,物を手に入れる代わりに,自分自身が繰り返す(繰り返し物を手に入れる)こと自体にとらわれるようになってしまいます。そういう人は,(訳注:「何のために」の問いと目的も忘れてすべてを「キッチリ」したいと思うようになります。一定の流れで,しかも,一定のテンポで。

 

 

 

 

 

 

 こうして,ねばならない,の生活が,強迫的な人生が毎日続きます。それは,楽しく陽気な人生ではなく,堅苦しい人生になります。

 それは同時に,退屈な人生が毎日続くことでもあります。ナウエンさんがおっしゃるように,心から自由に日々を過ごすのではなく,怖いから,当たり障りのないルーティーンを繰る返すことになるからです。「よい子」,「善良な市民」,「評判な自分」を演じていて,その錯覚の虜となるのは,そんな時ですが,ご当人は,錯覚の虜になっていることさえ気付かないのが普通です。

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