エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

エリクソンの叡智: エリクソンが教える,#発達トラウマ障害(DTD) の子どもたちの気持ち #発達障害

2017-05-20 09:16:52 | エリクソンの発達臨床心理

 

エリック・エリクソン(1902-1994) 

 

 
発達トラウマ障害≒愛着障害のセラピーは?
   まるで虹のようね  何のために働くのか?  馴れ合いの反対は、「真(まこと)」の関係です。「真」は関係性の誠実さです。相手のことを利用しよう、利用......
 

   発達トラウマ障害(DTD)のご相談は,こちらへ。agape☆gmail.com  但し,全て半角にしてから,☆→1430777@に 変換してください。

 今朝のエリクソンも,Toys and reasons. から,P.128

 エリック・エリクソン(1902-1994)の生きていた時代には,発達トラウマ障害(DTD)と言う診断名はありませんでした。ヴァン・デ・コーク教授が,発達トラウマ障害(DTD)developmental traum disorder と言う診断名を公表したのは,2009年,平成21年のことだからです。でも,私がヴァン・デ・コーク教授の本などを読んでいますと,当然ヴァン・デ・コーク教授もエリクソンのことを知ってますし,相当エリクソンから学んでいることを業間から感じます。同じバーヴァード大学ですしね。あるいは,子どものためになる臨床は,依って立つ立場がたとえ違っても,現実の臨床は似てくる,という事情も働いているのかもしれませんね。

 エリクソンが,発達トラウマを抱えた子どもが,どんな気持ちかをクリアーに教えてくれているところです。

 

 

 

 

 

 感情転移は,子どもの頃大事だった人,とくに母親を,(訳注:精神分析では,患者さんの背後にいて)眼の前にいないセラピストに置き換えることですが,その際には,母親が自分の相手をしてくれなくなるんじゃないのかという心配母親が自分の相手をしてくれなかったことに対する激しい怒りが,セラピストにぶつけられる場合がよくあることなんですね。

 

 

 

 

 ですから,エリクソンは,発達トラウマ障害(DTD)のことは知りませんでしたが,発達トラウマを抱えた子どもたち,発達トラウマ障害(DTD)の子どもの気持ちは本当に手に取るように分かっていたことが解かります。

 発達トラウマ障害(DTD)の子どもにはこの2つの気持ち,すなわち,母親が自分の相手をしてくれなくなるんじゃないのかという心配母親が自分の相手をしてくれなかったことに対する激しい怒りが必ずあります。

 前者,母親が自分の相手をしてくれなくなるんじゃないのかという心配が強い子どもは,「抑制性(自分を抑えつける感じ)の発達トラウマ障害(DTD)」になります。表情がとぼしかったり,暗い顔をして,気持ちを言葉で言わない場合が多いです。

 後者,母親が自分の相手をしてくれなかったことに対する激しい怒りが強い子どもは,「脱抑制性(自分の激しい怒りなどを抑えきれない感じ)の発達トラウマ障害(DTD)」になります。だれかれ構わず,自分に関心を持ってもらう(目立つ,「悪い」)ことをしたり,頻繁に激しい怒りを,お友達や母親や教員等にぶつけてきます

 

 

 

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