エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

全ては,子どもの利益と福祉のために

2017-03-13 08:16:23 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 

 
突き抜けた悦び 
   プレイフルな関わり 改訂版  楽しい時間、と言ってもピンとこない人もいるんでしょうか? 子どもと毎日接していて、「楽しい時間」程肯定的なことはあり......
 

 発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.167,第2パララフから。

 

 

 

 

 

 診断の妥当性は,机の上の話ではありません。もしも,医者が,患者さんたちを苦しめていることに関して,意見がバラバラだとすれば,その医者は真面な治療ができませんでしょ。診断と治療が無関係の時,間違った診断をされた患者さんたちは,間違った治療を受けるハメになります。腎臓結石なのに,盲腸を切るのは嫌でしょ。相手の行動が,実際の危険から自分を守ろうとすることから生じているのに,その相手のことを「反抗的」とレッテル張りするのは嫌でしょ。

 

 

 

 

 

 ヴァン・デ・コーク教授がここで指摘している様に,発達トラウマ障害(DTD)の場合,その診断名がDSM-Ⅴにないばっかりに,滅茶苦茶なことになっています。ある病院に行けば,やれ,「ADHDです」と言われ,別の病院に行けば,「起立性障害ですね」,と言われ,また別のところに行けば,「不眠症ですね」,「うつ病ですね」,と言われてしまう…。

 学校に行けば,「反抗的」,「困った子」,「勉強ができない」,「やる気がない」…と言われちゃう。

 すべて間違いなんですね。正確に,発達トラウマ障害(DTD)と診断することが,正しい治療,正しい教育,正しい関わり方の初めです。「正しい」とは,子どもの利益と福祉に役立つ,という意味で,大人の都合とは無関係です。

 

 

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