エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ: エリクソンの叡智 : 大人になれない大人たち,ウソとゴマカシの大人たち

2017-03-30 00:41:24 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 

 
ホッとするような温もりのある悦び
   安物の世俗  ルターは、ドイツ神秘主義に心惹かれながらも、ドイツ神秘主義に与しませんでした。何故でしょうか? Young Man Luther 『......
 

 Toys and reasons. P.54。下から2行目。

 

 

 

 

 

 

 臨床する上でとても大事なあの気付きについて,私どもサイコセラピストに教えてくれたのが,フロイトでしたね。その気付きとはね,人間が子どもでいる時期がとても長いという事実には,発達が子どもの時期に留まって抜け出せなくさせたり,すぐに子どもの時期に逆戻りにさせたりする力が確かにある,と言う気付きです。その気付きには,フリをすることが習い性になるという条件そのものが含まれます。このフリをすることが習い性になることは,かたや,創造的に《本当の自分》を活かすことになる、陽気で楽しい関わりにもなれば,たほう,《本当の自分》を殺すことになる、とても破壊的なウソとゴマカシにもなりえるものなんです。

 

 

 

 

 

 ここも深いところですね。

 サイコセラピストに来るケースの多くは,子どもの頃と言っても,赤ちゃんの時期か,よちよち歩きの時期かに留まって抜け切れずにいる発達トラウマ障害(DTD)か,すぐに赤ちゃんの時期か,よちよち歩きの時期かに逆戻りするみたいな,発達トラウマ障害(DTD)の周辺群のケースが圧倒的ですからね。フリをすることが習い性になることが,ウソとゴマカシになり,≪本当の自分≫を徹底的に破壊しているケースがごまんとありますよ

 昨日も取り上げた,映画「生きる」の市役所のお役所仕事の人たちなんかは,いい年をした,大人なのに,≪本当の自分≫が死んでいても,そのことにさえ気付いていないんですからね。

 

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