エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ: エリクソンの叡智 : 依存症って、赤ちゃん返り?

2016-10-14 02:26:20 | 間奏曲

 

 

 
月遅れで、高橋源一郎さんの『論壇時評』を読んで
  9月24日の論壇時評のタイトルは「2015年「安保」のことば 「わたし」が主語になった」でした。 私は「私」という言葉が大好きです。特に主語の「私」が好きなんですね......
 

 Chilhood and Socirty から。p.61から。

 

 

 

 

 

 たとえば、依存症の人たちは、赤ちゃんだったころは、そうしたんですが、身体が満足したり、気持ちが元気になる物もを、口に入れたり、肌で触れたりすることに依存しています。でもね、依存症の人たちは、自分が赤ちゃん返りを願っている、なんてことには気付きません。依存症の人たちは、駄々をこね、鼻持ちならないことを自慢し、人に喰って掛かるほどに、そのガッカリした、子どもっぽい魂が、ハッキリと表に出るだけです。

 

 

 

 

 お酒や薬を止められない人、買い物やギャンブルを止められない人、子どもや同僚を操ろうとすることを止められない人は、実は、赤ちゃん返りを願っている…。エリクソンは明快ですね。

 赤ちゃんの頃に充たされない繰り返しの体験は、覚えている人は皆無ですけれども、一生の間、その満たされない気持ちを、物質や気晴らしや人を支配しようとすることで、埋め合わせようとする病気になります。それが、全て依存症の根っこです。

 

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