エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

可愛そうなイリーネ

2017-05-16 02:20:31 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 

 
自分がまず、落ち着き、集中しなきゃ
   日本のジャーナリズムの現状を嗤う  3訂版    日本のジャーナリズムは冬の時代。フリーズしてます。硬直してます。    先月、古賀茂明さんが、神......
 

 発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.181, ブランクから。

 

 

 

 

 

健忘,解離,反復行動

 

 ジャネは,「物語になった記憶」と人がトラウマについて語る物語,および,トラウマ記憶そのものとの違いを指摘した最初の人でした。ジャネが治療した1人にイリーネがいました。イリーネは,母親を結核でなくした後に入院した若い女性でした。イリーネは何か月も母親を看病しながら,外に働きに出ては,アルコール依存症の父親を支え,母親の治療費を賄っていました。とうとう母親が亡くなったとき,イリーネはストレスと寝不足とから疲れ果てたのでしょう,亡くなった母親を生き返らせようと何時間も働きかけました。イリーネは,母親を呼び続け,薬を飲ませようとしたんです。母親の身体がベッドから落ちたのは,イリーネの酒飲みの父親が近くに酔いつぶれてきた時でした。おばさんがやってきて,埋葬の準備を始めた後になっても,イリーネは母親が死んでないと言い張りました。イリーネは葬式に出るように説得さなければならず,葬式の間中,笑い声を立てていたんです。一週間後,イリーネはサルペトリエール病院に連れて来られて,ジャネがイリーネを見ることになったんです。

 

 

 

 

 

 健気なイリーネさんですね。母親を何とか治そうと死に物狂いだったんでしょう。ですから,母親が死んでも,その死を受け入れられなかったのも分かります。それが,たとえ,心の病気になったとしても,ですかね。

 

 

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