プロ野球12球団の中で、もっともお家騒動が激しい球団は、今や中日ドラゴンズがダントツだ！
僕は、根っからのドラゴンズファンだが、今回の谷繁監督の休養(事実上解任)騒動で、かなりのドラゴンズファンは失望している。一緒にドームに行く友人も、今回のことでドラゴンズへの愛はしばらくの間覚めてしまっている。
チームの低迷の責任をすべて背負わされた形となった谷繁監督には、同情こそすれ責める気持ちにはなれない。現役時代、投手王国ドラゴンズの扇の要として強いドラゴンズを象徴であった彼が、こんな形でドラゴンズから去ることは、胸が痛む思いだ。
そして何より、現時点で無言を通し自らの責任を現さない落合GMに対して、中日ファンの中にあるアンチとシンパの両方から不信感を持たれていることを感じるべきだ。
落合博満は善か悪か？その答えは明らかだろう。強いドラゴンズを築いた監督に対しては、その手法の善悪はあっても、集客は別として落合監督の功績は大きい。
ならば、GMとしての落合はどうか、言うまでもなく何ら成果を得ることなく闇将軍のごとく、コーチ陣を飼い、監督との軋轢を生んだ。個人的には、谷繁監督が佐伯コーチを脇に置いたことがさらなる、しこりを生んだが、二人は解任により責任を取った。誰もが感じる落合GM責任問題なくして解決の道はなく、次期監督に小笠原二軍監督が浮上していること自体、GMの責任隠しに思えてならない。
僕は、落合監督時代の強いドラゴンズが再来を期待していたので、現在代理として指揮をとる森ヘッドに期待したが、谷繁監督誕生のサプライズでさらなる期待を持った。時すでに遅く、今はすべてをぶっ壊して０から新しいドラゴンズを築いた方がいいと思っている。
しかしながら、渡辺オーナー以上の巨悪となった白井オーナーのいる限り、その希望を遠いかも知れない。
