Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

熊本市議の子連れ市議会出席

2017年11月24日 | 雑感

毎日新聞
熊本市議議場に赤ちゃん「子育て女性も活躍できる場に」
https://mainichi.jp/articles/20171123/k00/00m/040/107000c
 

22日に開会した熊本市議会の定例会で、緒方夕佳(ゆうか)市議(42)が生後7カ月の長男を抱いて議場に入場したため開会が40分遅れる混乱があった。議員や職員以外が議場に入ることは規則で禁じられているが、緒方市議は「子育て中の女性も活躍できる市議会であってほしかった」と説明した。市議会は事前に通告なくルール違反を強行したとして問題視する一方、子育て世代の議員のための環境整備について議論を進める方針だ。

(中略) 

緒方市議は1期目で、1人会派「和の会くまもと」に所属。長男を出産した4月以降、「出産後の体調不良」を理由に議会を欠席しており、本会議出席は約8カ月ぶりだった。妊娠が判明した昨年から、乳児を連れての本会議出席や市議会への託児所設置を議会事務局に訴えてきたが、前向きな回答を得ることができず子連れでの入場に踏み切ったという。 

(後略) 

緒方市議のやり方は、私は首をかしげます。

彼女の行動は、託児所の設置を訴えてきてもそれが無視され続けることに抗議をする意味での行動でありましたが、このやり方では結局、彼女の立場だけが悪くなって、託児所設置の訴えさえ、より難しくなってしまうだけだと思うからです。 

今回の件で、「緒方市議の行動で、議会の問題が表に出た。よくやった」という声もありますが、そもそも緒方市議が自らの行動で精神的ダメージを負ってしまったように思えます。 

ところで、海外でも、子連れ出勤を続ける議員さんたちがいますが、彼女たちはたくましい。 

Harmony Residense
イタリアのママ議員が子連れ出勤を続ける理由
http://www.harmonyresidence.co.jp/oversea/201704/%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%83%9E%E8%AD%B0%E5%93%A1%E3%81%8C%E5%AD%90%E9%80%A3%E3%82%8C%E5%87%BA%E5%8B%A4%E3%82%92%E7%B6%9A%E3%81%91%E3%82%8B%E7%90%86%E7%94%B1
 

Matome Naver
ベビー同伴で議会に座るパワフルママがカッコよすぎる!【さすがヨーロッパ】
https://matome.naver.jp/odai/2137769779927587001
 

ハフィントンポスト
国会に赤ちゃんを連れてきたのは、スペインの政治家が初めてではない。世界各国での動きは?
http://www.huffingtonpost.jp/2016/01/25/baby-congressman_n_9067452.html

さて、本題の「議員の子連れ出勤について」に関してですが、実のところ私はこれも70%くらい反対-「やむを得ない状況のみ」認めるが、日常的には×。
これが議員にだけ許されるとしたら他の働くお母さんたちにとって不公平になりますし、子供が欲しくても授からなかった議員の気持ち、子供が苦手な議員のストレスも無視するわけにいかないと思いますから。

80年代、アグネス論争というのがありましたね。 

80年代の「子連れ出勤」論争に学ぶ・前編
1987年から1988年にかけて話題になった「アグネス論争」を知っていますか?「子連れ出勤」をめぐって様々な立場からの意見が闘わされたものです。論争から20年近くになる今、過去から学べることとは?
執筆者:吉森 福子
https://allabout.co.jp/gm/gc/224965/ 

80年代の「子連れ出勤」論争に学ぶ・後編
https://allabout.co.jp/gm/gc/224966/

 (この時は、「アグネスの意見に必ずしも同調はしないけれど、一つの意見を握りつぶそうとすることはよくない。しかも、批判者側が売名行為的にも見える」と思っていました。

80年代は、TVや週刊誌で、「サッチーやミッチー」等、対立させてそれを楽しむのが流行りました。)  

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする