先の記事で、伊勢原市の「つゆきビル」買収金額、2012年に3億円、今回決定額2億5千万円であった事を書きましたが、1982年のバブルの頃に伊勢原市はこのビルを10億円での買い取りを考えていたとの説が。
それを知った(or信じた)被害者男性が転売目的で競売からセリ落とし。
(この事件についての『週刊新潮』の連載を転載されている方がいらっしゃったのでそのリンクを-
来栖宥子★午後のアダージォ
永田町の黒幕を埋めた矢野治死刑囚の告白(9)カタギ「津川静夫」さん殺害の背景 『週刊新潮』2016/3/10号
http://blog.goo.ne.jp/kanayame_47/e/97bda21fc63813cc41607edbbe7eeb21
抜粋:
津川さんは1982年、小田急線伊勢原駅前に建つビルの土地を競売により転売目的で落札。“市が10億円で買い取る話が進んでいる”と周囲に語っていたという。)
ところで、1982年の時点で伊勢原市がつゆきビルに10億払ってもよいと思っていたのが本当なら、この時点で伊勢原市は「東名高速道路構想」が固まるという確信していた、ということでしょうか。
ウィキペディア
新東名高速道路
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E6%9D%B1%E5%90%8D%E9%AB%98%E9%80%9F%E9%81%93%E8%B7%AF
この構想が固まったのは1987年6月のことですが、案が浮上したのは更に数年前で、それを伊勢原市が知っていてもおかしくないと思います。
しかし、あんな小さなビルに10億出して買い取ろうとしていたこと、ひっかかります。
(バブル絶頂期は、手も出ない金額だったでしょう。)
いずれにしても、新東名高速道路構想とともに、伊勢原市には永田町と近くなった方々もいらっしゃったんではないでしょうか。
中央と伊勢原市を結ぶ議員には、亀井善彰氏、亀井善之氏、亀井善太郎氏という親子三代にわ渡る自民党議員がいます。
ウィキペディア
亀井善之
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%80%E4%BA%95%E5%96%84%E4%B9%8B
抜粋:
神奈川県伊勢原市出身。父は元参議院議員の亀井善彰。義父は元平塚市長の加藤禎吉。
神奈川県立湘南高等学校、慶應義塾大学経済学部卒業(学位は経済学士(慶應義塾大学))。その後、大日本精糖、神糧物産でのサラリーマン生活を経て、1968年(昭和43年)に父親の秘書となる。1979年(昭和54年)、自由民主党から衆議院議員に初当選(当選同期に佐藤信二・保利耕輔・畑英次郎・麻生太郎・小里貞利・岸田文武・白川勝彦・丹羽雄哉・亀井静香・吹田あきら・宮下創平・船田元など)。自民党では中曽根康弘→渡辺美智雄派に属した。
1996年(平成8年)、第1次橋本内閣で運輸大臣として初入閣。2003年(平成15年)には農林水産大臣であった大島理森が元秘書の献金流用疑惑で辞任すると、大島の後任として再び入閣した。山崎派(近未来政治研究会)の最高幹部の一人として同派の事務総長を長期にわたって務め、山崎拓を支えた。
偶々、亀井善之氏は、運輸大臣に就任していました。
(注)私は彼とこの事件が関係あると言いたいわけではありません。