昨日、渡辺謙のダボス会議のスピーチの話をしながら、友人とこんな会話をしていました。
私「レーガンが大統領になったんだから、日本も下手な政治家より、(人の心の痛みを知り、計画性、実行力もあり、海外の知名度も人脈もある)渡辺謙が首相になってくれたほうが良いかも。」
友人「そこまで頭が回らなかったけど、『バック・トゥー・ザ・フューチャー』で過去の人がレーガンが未来の大統領と聞いて爆笑する場面があったけど、今は到底信じられないことでも、そうなる可能性はあるかも知れないね。」
私「今回のダボス会議は、野田首相に頼まれて菅前首相が出席しているけど、彼は「世界の脱原発」を訴えています。(政府と逆だけど、)野田首相はそれも見越して依頼したのか、それとも渡辺謙を意識していたのか。」
昨年は、国会を蹴ってダボス会議に出席し、日本語で、しかも落ち着きのない話し方、自己PRが目的なだけとさえ思えた菅前首相。
(『菅内閣総理大臣ダボス会議特別講演・平成23年1月29日』
http://www.youtube.com/watch?v=9PFfdrKFfPE )
とても国際会議向きの人物ではないし、そして今や彼が現政権と方向が違うことをわかっていたはずですから、野田首相は何を考えていたのか・・謎です。単に、ダボス会議などは、(菅首相と違って)関心がなかっただけなのか。
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (2012年1月26日)
『脱原発運動で世界の表舞台に復帰―菅直人前首相』
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_381277?mod=WSJSeries
(抜粋)
菅氏はインタビューで「原点復帰と言われている」と現在の活動について語り、「最優先で時間と力を注いでいる。楽しくやっている」と付け加えた。
菅氏はこのところ、世界を飛び回っている。最近訪れたスペインとドイツでは、代替エネルギー関連の施設を視察し、太陽光発電施設も訪問した。インタビューに応じた際も、菅氏は、省エネ建築基準やバイオマス発電の研究施設についての資料を説明しながら、生き生きとした表情を見せた。首相在任当時にはめったになかったことだ。
後継者の野田佳彦首相が停止中の原発の再稼働と、ベトナムやトルコへの日本の原発技術の輸出を推し進めようとする一方で、菅氏は現在、元首相という立場や経験を活用して脱原発というアジェンダを追求している。「原発に依存しなくてもよい世界を目指すべきだ。日本はそのモデルの国になることが望ましいと考える」とその抱負を語った。