Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

ルドルフの肉

2007年11月20日 | 友人・知人

一年が過ぎるも早いもので、もうクリスマスもすぐそこです。

先日イタリアのペンフレンドとクリスマスの話をしていたのですが、

「クリスマスといえば、サンタクロース。あなたはあの赤い服を着て、白いひげのサンタが、アメリカのCoca Cola社が考え出したサンタクロースということを知っていますか?」

と訊かれました。

私もあのサンタクロースのイメージが、Coca Cola社が考え出したものというのは、ずっと前にテレビのクイズ番組で見て知っていました。セント・ニコラウス(=サンタクロース)もびっくりの派出さですが、なんともこのユーモラスなおじいちゃんのイメージは、見る人を楽しい気分にさせます。

それではサンタクロースにつき物の、あのトナカイ、「真っ赤なお鼻の、トナカイさんは、いつもみんなの、笑いもの」というトナカイのルドルフはいったい?

どうやらこれもアメリカが発祥の地で、1939年にシカゴのデパートの宣伝用のお話から生み出されたようです。

フィンランドのペンフレンドはトナカイの料理が大好きです。昨今は手に入りづらくなっているものの、フィンランドではトナカイの肉は今でもポピュラーな食材です。

「外国人でトナカイの料理を嫌がる人は少なくないんだよ。特にアメリカ人はね。彼らにとってサンタクロースとトナカイは子供の頃から大切なファンタジー。だからトナカイ料理を見ると、可愛いルドルフやルドルフの仲間が皿に盛られているようで、感傷的になっちゃうのさ。」

フィンランドは一応サンタクロースの故郷ともされています。(セント・ニコラウスは現在のトルコ付近出身だったはずですが・・・。)サンタクロースの家もあって、毎年世界各国から手紙が届いたり、サンタの家に各国から子供たちが押しかけます。

フィンランドをサンタクロースの故郷にしたのも、アメリカでしょう。トナカイが多いからそうなったのかもしれませんが、彼らがトナカイの肉に舌ヅツミを打っているのを知っていたのでしょうか。

「うーん、今日のルドルフはうまかった!」もうじきフィンランドのペンフレンドから報告が来そうです。

コメント
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