今日これからきくのは昨日に続き、イザベル・ファウストとクリスティアン・ベザイデンホウトの「Sonatas for violin & harpsichord」(2016年録音)から、イ長調の第2番(BWV1015)です。ヴァイオリンのファウストは1972年生まれのドイツの奏者。バッハではヘルムート・リリングのもとでの復元協奏曲(2000年録音)などがありますが、やはり高い評価を得たのは「無伴奏」(2009年、2011年録音)でしょう。チェンバロのベザイデンホウトは1979年南アフリカ生まれの鍵盤楽器奏者。いわゆる古楽専門の奏者で、個人的にはフォルテピアノでのモーツァルトが記憶にのこっています。四半世紀もまえだったら、音楽人生でこの二人が交錯することはなかったかもしれませんが、いまではこうした共演が進み、多くの成果を生み出すようになってきました。
CD : HMM 902256.57(harmonia mundi)