進化する魂

フリートーク
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【AKB48】 アイドルの競争戦略 ~ メンバーの成長なしにAKB48の成長なし ~

2011-12-28 17:37:58 | AKB48
※そんなことわかってるよと言われそうですが、書きます。

昨日のつづき。
【AKB48】 顧客価値を高めたいメンバーへ Google+積極活用のススメ

AKB48はいろいろと挑戦するグループで、メディア戦略にも積極的に取り組んでいると思います。
メディアの種類が増えすぎてコスト高になったり、運営上の制約があったりでいろいろと面倒な部分もあるのかもしれません。
それは外部から見ているだけの私にはわかりません。
しかし、この状況を各メンバーの視点から眺めた時、これは顧客にアプローチする様々なチャネルがゴロゴロと転がっている状況なのだと思うのです。
これを使わない手はありません。

AKB48は急拡大を続けています。
それゆえにAKB48運営や芸能事務所といったマネジメント層が、人気メンならいざしらず、そうでもない各メンバーについて中長期的な戦略に基づいて個別かつ詳細にわたって適切にマネジメントできるかといえば、できないのではないでしょうか。
もはやそのような規模は超えてしまっていると思いますし、その傾向は今後もより一層強くなっていくはずです。

AKB48の発展と各メンバーの発展を戦略的互恵関係としてリンクさせていく作業は、これまでも、これからもAKB48マネジメントがやるべき重要な仕事ですが、発想の転換が必要です。

どのような職種であれ、知的作業の求められるビジネスでは「人」が最も重要な資源です。
アイドルグループではなおのこと人的資本の重要性はわかりやすさを増すでしょう。
しかし、人には自分自身の意思があります。
組織を構成するメンバー1人ひとりに成長や目標に挑む意欲が不足していれば、どのような成長も目標達成も有り得ません。
組織は、各メンバーの潜在能力を引き出し、活用すること。
各メンバーは、自分自身が本当に求めている結果を生み出す能力を絶えず伸ばしていくこと。
その両方が必要です。

両者に必要なのは、お互いの責任を明確化することではありません。
「それはマネジメントのせいだからマネジメントを強化しろ」とか「私の仕事は○○だからそれはやる必要はない」とかといったことは重要ではありません。
犯人さがしをしても、得るものはないでしょう。
なぜなら、全ての問題はそれを構成する要素の相互作用によって生まれるものだからです。
同じ想いを共有して集まってきた人々によって構成される組織には、個人と組織の間に余計な境界は不要です。
みなで共有すべき考えは
「メンバーの成長なしにAKB48の成長もなし、AKB48の成長なしにメンバーの成長もなし」
これです。

これからは、メンバー1人ひとりが競争戦略を考えていくべきフェーズです。

しかし、メンバー1人でできることもそんなにないのではないか?と思うかもしれません。
いろんな活動上の制約もあるし、またメンバー1人ひとりの能力だけではできることも限られていると。

だから。
ソーシャルメディアを一つのコマとして使うのです。

まずは、これまでは「メディア選抜」だとか「選抜メンバー」だとかといったマス・メディア戦略のフレームに偏重していた気がしますので、この考え方を忘れましょう。
マスメディア戦略の話は、メディア戦略の一部を語るに過ぎないものです。
選抜総選挙やCDだけでAKB48を語りつくせるほど、AKB48というものは底の浅いものなのでしょうか?
私は違うと思っています。

では、どう各メンバーがメディア戦略を立てていくか、これを次回考えたいと思います。

戦略の基本は、各要素を"つなげる"ことです。
楠木建さんが書いた『ストーリーとしての競争戦略』を基に議論を進めたいと思います。
(気持ちとして。もっと簡単に書くかも)


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