小袖城

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大河ドラマ~落城の母娘

2006年07月09日 22時22分29秒 | 歴史&歴史小説
久々の記事でございます。
忙しいのと精神的にしんどい事などが重なりまして、しばらくボーっと過ごしておりました。

今回は賎ヶ岳の合戦とお市母子の状況など、戦国モード満載で面白かったです。
まずお市の秀吉嫌いは徹底してますね。
これじゃ~いい人柴田勝家を操り、秀吉を攻めさせたのはお市のようではありませんか!!
元々、一徹で融通の利かない勝家ですが、ドラマではいい人なんですよね。
お市もそうなんだけど、助け出された(またまた一豊にね)三人の娘の気位の高こと!特に茶々。
彼女も淀殿になった時は、そうゆうキャラだけど、14歳くらいのこの頃からあんなんじゃないハズです。
この場合、敗戦の将の娘たちなので、秀吉が平伏するはずもないと思うのです。
これじゃあ反対です。
三人の娘が秀吉に対して平伏しなければならないのです。娘たちは不本意でも、周りがそうさせると思います。
お市の方は信長の妹かもしれませんが、三人の姫は浅井の姫で養父は柴田です。
位からいってもそう高くはないのではないでしょうか??
昔ならいざ知らず、今の秀吉は日の出の勢いで、状況が変わってきてますからね。

浅井は織田を裏切ったのですから、謀反人の娘としてなら細川ガラシャとそう変わらない立場なんだけどなぁ~。
あっ、それとあの恰幅のいいお市の侍女。まだ健在だったのですね。
三人の娘と一緒に落ち延びたんですねぇ~。。。

それにしても秀吉のあの眉毛と頬紅…。わざとああしてるんだえろうけど、アップになるたびサーカス団の団長みたいだと思ってしまうのは私だけでしょうか??
それと黒田官兵衛。あんなにわめき回るキャラだったんでしょうかねぇ~?
私のイメージでは、物静かな落ち着いた人なんですけど。
あんな感じでは、天下を取った後も重みのなさが表れて、先が思いやられますねぇ~。

そして、やっと本格的に出てきた三成ことみっちゃん!!
中村橋之助なのは不満だけどしょうがないとして(本当は真田広之がいいのよ)もう少し戦場でも活躍させて欲しかったですね。
賎ヶ岳七本槍の面々は豪傑ぞろいということになってますが、実は自分たちの手柄を吹聴した節があります。
この時三成もけっこう槍働きをしていますが、知力や傲慢が有名になってあまり取り上げてくれませんんね。

賎ヶ岳の合戦は、やる前から秀吉の勝利が決まってたみたいんです。
前田利家などは(ドラマでは出てこないけど)秀吉に取り込まれて、戦いが始まっても鉄砲を撃たないでくれたら今後優遇すると約束されてたし、
他の武将も布陣を見て、秀吉の勝ちを悟り、日和見を決め込むしかなかったのです。

この戦いによって秀吉の天下がほぼ決まったのでした。あとは北条と徳川だけですよね。
ああ~やっぱり一豊主体じゃない方が面白いのね。。。