乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:

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【熊本地震】:(中)生活支援のSOS続く <取り残されて・・・ 

2016-10-17 15:15:04 | 災害・地震・津波・台風・竜巻・地滑り

【熊本地震】:(中)生活支援のSOS続く <取り残されて 熊本地震の被災障害者> 

 乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:【熊本地震】:(中)生活支援のSOS続く <取り残されて 熊本地震の被災障害者>  

 「家が壊れたので住居を探してほしい」「病院までの移動を手伝ってほしい」。熊本市東区の住宅街にある「被災地障害者センターくまもと」の事務所には連日、SOSの電話が鳴り響く。

仮設住宅の中で、脳性まひの長女ももかさんを抱く母親の橋村りかさん=12日、熊本県益城町で

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 センターは、熊本地震で被災した障害者を支援しようと、地震後間もなく地元の障害者団体などが設立。朝から夕方まで相談を受け付け、これまで四百人以上から訴えがあった。「水や食料がほしい」といった地震直後の切実な内容から、「家の片付けを頼みたい」といった身の回りの支援の要請までさまざまだ。

 相談があれば、全国からのボランティア二~三人のチームで訪問して話を聞き、支援する。一般の避難所を利用できず、壊れた自宅で過ごしたり車中での寝泊まりを続けたりする障害者の存在も次々と見えてきた。

 センター事務局長で、ポリオ(小児まひ)罹患(りかん)のため車いすで生活する東(ひがし)俊裕弁護士(63)は「見捨てられたと思っていた」という一言が頭に残っている。「避難所に入ることができないと『隠れた存在』になり、食料や物資提供など公的支援を受けられない」

 仮設住宅に移った障害者にも問題は付きまとう。七月中旬に家族五人で益城(ましき)町の仮設団地に入居した橋村りかさん(44)は、脳性まひで車いすを利用する長女ももかさん(15)の介助が思うようにいかず頭を抱える。玄関前にはスロープがあるが、室内は車いすで移動できるスペースがなく、部屋の入り口が狭くて介護ベッドも入らない。

 入浴時は身長一四五センチのももかさんを横に抱いて体を洗うが、全身を硬直させて足を伸ばすと、狭い洗い場では身動きが取れなくなる。

 「ぜいたくと思われるかもしれないが…」。これらの問題を説明するたびに、りかさんの口をついて出る言葉だ。「困っている人ほど『これだけしてもらっているんだから、我慢しよう』と徐々に声を上げにくくなる」

 県は益城町の要望を受けて十一月、玄関や浴室を広くし、室内の段差をなくした福祉仮設団地(六戸)を完成させる。今の仮設団地から約七キロ離れており、りかさんは移らないことを決めた。小さい頃からももかさんを見守り、同じ仮設団地に住む近所の人たちに囲まれて育てていきたいからだ。

 東さんは「『福祉避難所』『福祉仮設』という分け方が排除につながってしまう。障害者が一般の人の中で自分らしく生きられる『共生社会』の意識をみんなが持ってほしい」と指摘。一般の避難所や仮設住宅を、誰もが使いやすく配慮された造りにし、福祉サービスでは行き届かない生活支援を行政が担う仕組みづくりを訴える。

 元稿:東京新聞社 夕刊 主要ニュース 社会 【災害・熊本地震】  2016年10月15日  15:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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