乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:

 在野の政治研究家乾龍が『漂流日本の闇』を斬る! 日々の政治・経済等の時事ニュースの深層を探る。

【論説委員の目】:「割り勘文化」の善しあし

2016-10-10 10:45:40 | 【外交・韓国・従軍慰安婦、竹島問題】

【論説委員の目】:「割り勘文化」の善しあし

 乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:【論説委員の目】:「割り勘文化」の善しあし

 お隣の韓国には「割り勘」の文化がない。

 昼飯代でも飲み代でも年長者(ボス)か、誘った方が払う。全額である。

 10年前、大人数が参加した福岡市での交流会で友好紙、釜山日報の記者が本紙幹部に真面目にそう力説した。「この場も」と言っているわけではないが、幹部がやや後ずさりしたのを覚えている。

 送別会は例外だろうか。

 その後着任したソウル支局で、私は入れ違いで日本に帰国する知人の某社支局長を送別することになり、世話になったはずの韓国人5人と同席した。「謝意を込めて少しは出すのだろう」との期待は砕かれた。「器と人格が問われますよ」。ある日本人の事前の忠告に大枚を用意した。

 韓国は会社や集団のボスを親と慕う儒教社会だ。

 おごるのが当然である代わり、ボスの誘いは突然でも絶対である。先約はキャンセルしてお供する。結果として、ドタキャンは社会の茶飯事になるが、誰も気にしない。

 ご当地では今、割り勘文化が普及するかどうか、大きな話題になっているという。

 汚職につながるとして、公務員や政府系機関職員、報道関係者への接待を制限する法律が、先月施行されたからだ。飲食接待の上限は1人3万ウォン(約2700円)という。

 おかげで閑古鳥が鳴いている有名店も多いと聞く。それだけ韓国社会は接待文化や「飲みニケーション」に支えられているということだ。

 割り勘の話題は、日本でも以前からネット上で飛び交っている。デートで割り勘にする男、「俺の店だ」と呼び出して自慢話の揚げ句割り勘にする上司など、枚挙にいとまがない。

 不思議なもので韓国で3年過ごして風習に慣れると、割り勘は味気なく感じることがある。ある韓国の知人が問題視するのは実は割り勘そのものよりも、電卓できっちり勘定を割るようなドライな人間関係である。

 文化の違いは単純な「善しあし」では判断できない。=2016/10/10付 西日本新聞朝刊=

 元稿:西日本新聞社 朝刊 主要ニュース オピニオン 【論説委員の目】  2016年10月10日  10:44:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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