乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:

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【熊本地震】:(下)不便な避難所改善を <取り残されて・・・ 

2016-10-17 15:15:05 | 災害・地震・津波・台風・竜巻・地滑り

【熊本地震】:(下)不便な避難所改善を <取り残されて 熊本地震の被災障害者> 

 乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:【熊本地震】:(下)不便な避難所改善を <取り残されて 熊本地震の被災障害者> 

 体育館には人があふれ、トイレも和式で使えず引き返した-。災害時に障害者が十分な支援を受けられない事態は二〇一一年三月の東日本大震災の被災地でも起きていた。

熊本地震から半年の14日、内閣府を訪れた「ヒューマンネットワーク熊本」の日隈辰彦代表(手前)ら

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 津波から逃げ遅れるなどした障害者の死亡率は住民全体の約二倍に上り、難を逃れた人にも困難な状況が待っていた。仙台市の支援団体の事務局長杉山裕信さん(50)は「避難所に行けず事務所に十人ほどの仲間らと身を寄せ、夜を明かした」と振り返る。

 全国の団体などでつくる「日本障害フォーラム(JDF)」(東京)によると、東京電力福島第一原発事故による「避難指示区域」に数日間取り残された全盲の女性や、避難所に入ることができても横になれず約二週間車いすに座り続けた人もいた。

 「今後も全国各地で大規模災害は起こりうる。五年以内に速やかに全てバリアフリー化すること」。JDFが一二年二月、政府に提出した要望書は、避難所として利用する可能性のある建物の改善を求めた。

 内閣府は今年四月に策定した「避難所運営ガイドライン」で、一般の避難所でもスペースを確保したり段差を解消したりするよう自治体に呼び掛けた。ただ担当者は「強制力はなく、自治体へのお願いにとどまってしまう。既存の建物なので全てをバリアフリー化するのは難しい」と漏らす。

 熊本地震後、「これまでの問題がまた繰り返された。もう困る人を出してほしくない」として障害者や支援者らが国への要請活動を活発化させている。

 地震発生から半年を迎えた今月十四日、熊本市のNPO法人「ヒューマンネットワーク熊本」の日隈(ひのくま)辰彦代表(51)らは内閣府を訪問。一般の避難所で障害者が生活できるスペースを確保し必要な介助を受けられるよう、全市町村への要綱策定の義務付けを要請した。

 国も動きだした。内閣府は八月、地震直後に避難所運営に当たった自治体職員やNPO法人に、当時の状況を尋ねるアンケートを実施。今後は障害者や高齢者らに避難所で受けた対応や改善点を聞き、自治体が切実な問題として捉えるよう事例集を作成する。

 福祉・医療関係者も入る「日本障害者協議会」(東京)の藤井克徳代表(67)は「仮設住宅も、備えの段階で当事者の意見を取り入れることが必要」と指摘。息の長い支援には行政だけでなく、民間団体の支えが不可欠とし、行政の資金援助を受けて全国の施設職員が被災地に展開できる態勢を提案する。

  元稿:東京新聞社 夕刊 主要ニュース 社会 【災害・熊本地震】  2016年10月17日  15:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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