乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:

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【五輪施設見直し】:森喜朗会長の「IOC受けつけない」はウソ

2016-10-14 15:02:40 | 政治・政策・行政・政局ニュース

【五輪施設見直し】:森喜朗会長の「IOC受けつけない」はウソ

 乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:【五輪施設見直し】:森喜朗会長の「IOC受けつけない」はウソ

 2020年の東京五輪で3施設の見直しが検討されている問題で12日、宮城県の村井嘉浩知事(56)が東京都庁で小池百合子都知事(64)を訪問。ボート・カヌー会場の新たな候補地、宮城県登米市の長沼ボート場をプレゼンすると、小池知事は「『復興五輪』という言葉がどこかにいってしまっているのも、長沼が注目されることで改めて見直されているのではないか」と、早くも“内々定”を出す勢いだった。

「施設見直し」で対立が続く知事と会長(C)日刊ゲンダイ

       「施設見直し」で対立が続く知事と会長(C)日刊ゲンダイ

 そもそも見直し案が浮上したきっかけは、膨れ上がった開催費用。ボート会場の「海の森水上競技場」は招致段階で69億円だった整備費用が7・1倍の491億円になった。水泳会場の「アクアティクスセンター」は321億円から683億円、バレーボールの「有明アリーナ」は177億円から404億円に増大。3施設で招致時の2・8倍に膨張した。

 そこで建設を中止し、都外への代替施設を探し始めるも、これに東京五輪組織委員会の森喜朗会長(79)が猛反発。「施設建設はIF(国際競技連盟)とNF(国内競技団体)の了解がない限り、IOC(国際オリンピック委員会)は絶対に受けつけない。極めて難しい」と突っぱねたのだ。

 あたかも、IOCが見直しに応じないという口ぶりだが、実際はそうではない。会場変更にはIOCの承認が必要ではあるものの、過去には会場を変更した前例もある。04年のアテネ五輪では、工事の遅れからボクシング会場の新設を中止して既存施設を使用。12年のロンドン五輪ではバドミントンと新体操の会場を仮設から既存に変更した。いずれも決定は大会の2年前。今回の東京五輪も遅すぎるということはないし、認められないということもないのだ。

 元JOC職員でスポーツコンサルタントの春日良一氏は言う。

 「五輪やアスリートの立場から言えば、森さんの主張は正論ではあります。2年前から協議を重ねてきて、ようやく決まったものを、都知事が代わった途端に建設費用のことを持ち出された。憤慨する気持ちは分かる。でも、森さんが言うからその正論もなかなか理解が得られないのでは。他の誰かがきちんと説明すればこういう混乱は招かなかったかもしれませんね」

 要するに東京五輪の成否のカギを握る組織委トップに何の信頼もないからこうなるのだ。

 ただ、春日氏は小池知事にも問題があると指摘する。

 「選手としては、選手村からの近さや施設内が充実していることが重要です。見直すのはいいとして、例えばボート・カヌーの長沼は選手村から350キロも離れ、負担が大きすぎる。『復興五輪』というキーワードにこだわるなら、最初から東北で五輪を開催するべきだし、このままま経費削減ばかりを優先すれば、『アスリートファースト』ではなく『小池ファースト』になってしまう。特にカヌーやボートは日本ではマイナースポーツでお金が出ない。東京五輪を機に良い競技場や施設を造ってもらうことで、環境の改善と認知度の向上が見込めます。競技としてもっと上を目指すなら、こんなチャンスはない。アスリートを第一に考えるのであれば、そうした選手の気持ちをくむべきです」

 この日はリオ五輪カヌー・スラローム男子カナディアンシングルの銅メダリスト羽根田卓也(29)が鈴木大地スポーツ庁長官を表敬訪問後、「東京五輪なのに会場が東京と違うなら寂しいし、絶対に嫌だと思う」とコメント。小池知事は18日にIOCトーマス・バッハ会長(62)と都内で会談する。バラバラになった東京をひとつにする妙案は飛び出すのか。

 元稿:日刊ゲンダイ 主要ニュース スポーツ 【その他・東京2020年オリンピック・パラリンピック大会】  2016年10月14日  15:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。 

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