乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:

 在野の政治研究家乾龍が『漂流日本の闇』を斬る! 日々の政治・経済等の時事ニュースの深層を探る。

【春秋】:長寿を願い子どもにつけた名がもとで騒動が起きる落語の・・・

2016-10-10 03:30:00 | 水産資源(鯨、鰻、鮪、養殖)

【春秋】:長寿を願い子どもにつけた名がもとで騒動が起きる落語の「寿(じゅ)限無(げむ)」。

 乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:【春秋】:長寿を願い子どもにつけた名がもとで騒動が起きる落語の「寿(じゅ)限無(げむ)」。

 その長い長い名前の中の「海砂(かいじゃ)利(り)水魚(すいぎょ)」は、海の砂利や魚は取り尽くせないほど数が多いという意味だ。だが砂利はともかく、魚についてはむしろ取り尽くしの不安を感じることが多い昨今である。

▼絶滅が心配される魚の代表格はウナギであろう。先日まで南アフリカで開かれていた国際会議で、世界各国の取引の実態を調査する方針が決まった。もちろん最大の消費国である日本には取り組みを先導する責任があるわけだが、これが簡単ではない。日本のウナギ取引は以前から、その不透明さが問題視されているのだ。

▼ナマコの「黒いダイヤ」に対し、ウナギの稚魚のシラスは「白いダイヤ」。ともに密漁で大きな利益が上がることからこう呼ばれる。香港経由の密輸ルートの存在も指摘され、背後で闇の勢力がうごめいているという。「謎に包まれていたウナギの一生より、取引の実態の方が解明されていない」という笑えない話もある。

▼同じく落語の「素人鰻」では、両手からぬるぬる逃げ出すウナギをつかもうと店主が前へ前へと歩き出す。行き先を問われ、「ウナギに聞いてくれ」でサゲとなる。さて現実のウナギの行く先はいずこであろうか。流通経路さえあいまいな状態では、かば焼きを落語でしか味わえない世界へたどり着くことになりかねない。

 元稿:日本経済新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【春秋】  2016年10月07日  03:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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