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【緊迫する世界】:★(2)米大統領選「どちらがマシか?」の選択

2016-11-15 15:06:20 | 国際・欧州・中東・アフリカ・北米・南米

【緊迫する世界】:★(2)米大統領選「どちらがマシか?」の選択 白人有権者の動向に注目

 乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:【緊迫する世界】:★(2)米大統領選「どちらがマシか?」の選択 白人有権者の動向に注目

 ★(2)

 大統領選の投票直前、米国民は「どちらの候補が信用できるか?」(ワシントン・ポスト)という選択を迫られている。

 共和党候補のドナルド・トランプ氏は、女性への不適切な言動や、税金逃れ疑惑、ロシアとの関係などで不信感がある。民主党候補のヒラリー・クリントン元国務長官は、私用メール問題や、クリントン財団疑惑、健康問題への疑念が根強い。

ホワイトハウスの次の主は「究極の選択」で選ばれそうだ(AP)

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 「どちらの候補者がマシか」という選択肢に対し、両陣営の選挙戦略はどうなっているのか。

 6日の米政治専門サイト「Real Clear Politics」によると、大統領選挙人538人(過半数270)に対し、クリントン氏は216人、トランプ氏は164人が固まった。現在、残る158人をめぐる攻防が展開されており、激戦州でトランプ氏が猛烈に追い上げている。

 激戦州とは、フロリダ州(29人)、ペンシルベニア州(20人)、オハイオ州(18人)、ミシガン州(18人)などで、ここでの戦いが大統領選の勝敗を決する。

 クリントン陣営には、オバマ大統領が応援に駆けつけ、「トランプ氏は大統領に不適格だ」と一刀両断に切り捨てた。これまで、現職大統領が他党の候補者をここまで攻撃したことはない。

 これに対し、トランプ陣営では投票直前、トランプ氏の妻であるメラニア夫人が演説し、「いまの米国は問題が多すぎるが、夫なら解決できる」と訴えた。トランプ氏は選挙期間中、女性蔑視の言動で始終苦しめられた。メラニア夫人は「夫は女性を尊重し」「紳士だ」と擁護した。

 米国では「夫婦の絆」が重要となる。投票直前に、メラニア夫人を改めて表舞台に投入したのは、トランプ氏の弱点である女性からの支持獲得を狙った「隠し球」だろう。

 「選挙のプロ」であるカール・ローブ氏(元大統領次席補佐官)は、投票日当日(米国時間8日)は、トランプ氏がどれだけ確実に白人有権者を確保するかに注目し、クリントン氏がアフリカ系米国人や、ヒスパニック、ミレニアム世代の票を得るかを見極めよと語る。

 米国では、非白人系の人口に占める割合が年々増加している。特に、民主党では非白人の支持者が増え、よりリベラル(革新的)になっている。一方、共和党支持者はマイノリティー(少数派)となりつつある白人が多く、老齢化が進み、さらにコンサバティブ(保守的)となる。

 このことは、今回の大統領選でクリントン氏が勝てば「白人優位社会」が米国から消滅することを意味する。逆に、トランプ氏が勝利すれば、米国では人種問題が根強く残ることになる。

 いずれが勝利しても、米国は内向きとなり、世界から「シェリフ(警察官)」は消え、世界は緊迫することとなる。

 ■川上高司(かわかみ・たかし) 1955年、熊本県生まれ。拓殖大学海外事情研究所所長。大阪大学博士(国際公共政策)。フレッチャースクール外交政策研究所研究員、世界平和研究所研究員、防衛庁防衛研究所主任研究官、北陸大学法学部教授などを経て現職。著書に『「無極化」時代の日米同盟』(ミネルヴァ書房)、『「新しい戦争」とは何か』(同)など。

 元稿:夕刊フジ 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース】  2016年11月09日  15:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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