乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:

 在野の政治研究家乾龍が『漂流日本の闇』を斬る! 日々の政治・経済等の時事ニュースの深層を探る。

【社説】:②携帯過剰値引き 顧客獲得は抜け道に頼らずに

2016-10-17 06:05:40 | 産業・経済・企業・ビジネスニュース

【社説】:②携帯過剰値引き 顧客獲得は抜け道に頼らずに

 乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:【社説】:②携帯過剰値引き 顧客獲得は抜け道に頼らずに

 携帯大手によるスマートフォンの過剰な値引き競争が一向に収まる兆しが見えない。

 総務省は、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの携帯電話大手3社がスマホの行き過ぎた値引きをしたとして、再発防止策などの報告を求める行政処分を行った。

 3社は、新規契約や機種変更に使える割引クーポン券を配る方法などで、実質的な「端末0円」での販売や最大2万円超の値引きを行っていた。

 総務省は4月、スマホ販売の適正化を求める指針に基づいて、ドコモなどに過剰な値引きの是正を求める行政指導を実施した。

 その際、各社は販売手法の改善を約束し、「端末0円」を掲げた販売は沈静化していた。その後の値引き策は、指針に抵触しないと判断していたという。

 だが、今回問題となった値引きは、指針の裏をかくような手法と言わざるを得ない。

 本来、販売価格は企業が自主的に決めるべきものだが、総務省が指導より厳格な処分に踏み切ったのも、やむを得まい。

 サービス向上よりも新規顧客獲得を優先し、あの手この手の値引き競争をやめようとしない携帯電話業界の体質が問われている。

 高市総務相が、「不適正な販売を組織的に行っていたにもかかわらず、統制できなかったのは、ガバナンス(企業統治)の問題がある」と述べたのは当然だ。

 端末値引きの原資は、利用者が支払う通信料金である。端末を頻繁に買い替える人に恩恵を与えるために、同じ端末を長年使い続ける人に重い負担をかけるような悪弊は改めねばならない。

 規制強化と業界による抜け道探しの「いたちごっこ」が続いて、当局による介入が強まる事態は望ましくない。

 重要なのは、高い通信料金を下げることを通じて、家計の負担を和らげることである。携帯市場の競争促進によって、値下げを実現する努力を強めねばならない。

 携帯3社から回線を借りてサービスを提供する格安スマホは約200社も登場した。料金は大手の半分以下が多いが、市場占有率(シェア)は1割に満たない。

 大手は「2年縛り」と呼ばれる長期契約で、中途解約時に高額な違約金を課している。これが格安スマホへの契約切り替えを阻害しているとの指摘は多い。

 健全な競争を料金値下げに結びつけるには、「2年縛り」の抜本的な見直しが欠かせない。

 元稿:讀賣新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2016年10月17日  06:02:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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