乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:

 在野の政治研究家乾龍が『漂流日本の闇』を斬る! 日々の政治・経済等の時事ニュースの深層を探る。

【私設・論説室から】:外の痛みにも想像力を

2016-10-17 01:30:20 | 【入国管理局、難民認定・在留資格】:

【私設・論説室から】:外の痛みにも想像力を

 乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:【私設・論説室から】:外の痛みにも想像力を

 ニューヨークで開かれた難民サミットで、日本が支援のための資金拠出を表明したニュースを聞き、湾岸戦争(一九九一年)の時のことを思い出した。

 クウェートに侵攻したイラクを、米国主導の多国籍軍が攻撃した。同調を求められた日本やドイツは財政援助にとどめた。「小切手外交」などと批判され、その後、ドイツは海外派兵を拡大し、日本政府は「積極的平和主義」を掲げるようになった。

 この話を思い出したのは、今回も「お金を出す」ことが前面に出たためだろう。

 湾岸戦争時ほど、「現場での貢献」を求める外圧が強まっているわけではない。日本はシリア難民の留学生受け入れなど、お金以外でできることも模索している。

 しかし、殺到する難民で、国のあり方まで問われているドイツはじめ、欧州との危機感の差は大きい。米オバマ政権やカナダも、この問題への関心は高い。いずれ、先進七カ国(G7)などでの日本との価値観の共有が、危うくなるのではないか。

 経済状況が厳しくなり、内向きの問題だけで手いっぱい。社会にも気持ちにも余裕がない。しかし、国の外の痛みにも想像力を働かせないと、世界の常識からずれかねない。将来、孤立してしまわないか心配だ。今回、必要なのは軍事ではなく、人道貢献をめぐる議論なだけに、余計にそう思う。(熊倉逸男)

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【私設・論説室から】  2016年10月17日  01:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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