乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:

 在野の政治研究家乾龍が『漂流日本の闇』を斬る! 日々の政治・経済等の時事ニュースの深層を探る。

【社説】:②自動運転車開発 国際標準の獲得へ官民連携で

2016-10-14 06:06:40 | 産業・経済・企業・ビジネスニュース

【社説】:②自動運転車開発 国際標準の獲得へ官民連携で

 乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:【社説】:②自動運転車開発 国際標準の獲得へ官民連携で

 日米欧で車の自動運転の開発競争が加速している。日本は官民が連携を強めて、安全基準などの国際ルール作りを主導することが大切だ。

 トヨタ自動車とスズキが、自動運転や環境対応などの先進技術分野で業務提携の検討に入る、と発表した。

 トヨタの豊田章男社長は記者会見で、次世代技術の開発では「標準化に向けた仲間作りが重要な要素となる」と語った。

 自らの陣営を増やすことで自社技術の国際標準化を狙う。世界トップの販売台数を競うトヨタでさえ、急速な技術革新のうねりに危機感を抱いているのだろう。

 自動運転の技術は現在、高速道路で車線をはみ出さない走行や、一定の車間距離の保持などが実用化されている。

 世界の主要メーカーは、2020年代前半の完全な自動運転も視野に入れる。

 高度な情報技術(IT)の塊となる自動運転車は、操作を乗っ取るサイバー攻撃への備えといった新しい安全対策も欠かせない。

 米国では、IT大手グーグルが完全自動運転の実証実験をするなど業種を超えた開発競争が進む。日本も自動車メーカーだけでなく電機や素材など関連産業が力を合わせて取り組むべきだろう。

 自動運転は民間の開発が先行しており、公的な安全基準の策定はこれからだ。

 日本政府は欧州連合(EU)などと、国連傘下の専門会議「自動車基準調和世界フォーラム」で、共通の基準作りを進めている。

 高速道路上の自動運転機能などに関する基準を、17年にもまとめる方向だ。日本の技術を国際標準としていくためにも、積極的に取り組む意義は大きい。

 気になるのは、日本車の主要市場である米国が、この枠組みに一部しか加わっていないことだ。

 米国は9月、自動運転に関する独自の指針を発表した。システム故障の際の対応などで詳細な審査項目を設けた。米国で試験走行などをする際は、日本メーカーも従わなければならない。

 基準の違いが将来、日本メーカーに二重の開発投資を強いることにならないよう、政府は注意していく必要がある。

 米国を含む先進7か国(G7)が、長野県で開いた交通相会合で、自動運転の早期実現への協調で合意したことは歓迎できる。

 自動運転は、事故防止や渋滞解消など多くの効用が期待される。健全な開発環境を整えたい。

 元稿:讀賣新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2016年10月14日  06:04:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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