乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:

 在野の政治研究家乾龍が『漂流日本の闇』を斬る! 日々の政治・経済等の時事ニュースの深層を探る。

【春秋】:東京帝大助教授だった政治学者の丸山真男は1945年4月、

2016-10-11 03:30:30 | 地方行政、自治・住民自治・議会

【春秋】:東京帝大助教授だった政治学者の丸山真男は1945年4月、2度目の兵役で広島の陸軍船舶司令部に配属された。

 乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:【春秋】:東京帝大助教授だった政治学者の丸山真男は1945年4月、2度目の兵役で広島の陸軍船舶司令部に配属された。

 31歳。国際情報の収集が仕事である。8月6日、朝礼中に突然、目もくらむ閃光(せんこう)が空を走り、きのこ雲が立ち上るのを見た。爆心地から約4キロの場所だ。

 ▼司令部に逃れて来た被災者の姿に肝を潰し、3日後の9日には爆心地付近を巡って被害の実態に接している。しかし「自分は傍観者」として、終生、被爆者手帳の申請はしなかった。戦後、その透徹した観察眼と分析手法で戦前の軍部による支配を「無責任の体系」と呼んだ。目の当たりにしたその末路への怒りもこもる。

 ▼小池百合子都知事が豊洲の盛り土問題で歴代の中央卸売市場長の仕事ぶりを「無責任体制」と断じ2週間余。依然、いつ、誰の、どんな判断で地下空間ができたのかが不明で「空気の中で進んでいった」としかわからぬ状態が続く。知事は「歴代の市場長は退職者も含め責任を明確にする」と、ケジメをつけるのに躍起だ。

 ▼丸山は東京裁判の被告らが自己の権限をわい小化し、責任をなすり合う姿に無責任の実態を見た。さて「監察の観点からヒアリングする」と息巻く小池知事による「東京裁判」はどうなるだろう。ことは6000億円近い予算を要した巨大事業だ。「築地直送!」に代わり「豊洲直送!」を消費者が受け入れる日はいつか。

 元稿:日本経済新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【春秋】  2016年10月09日  03:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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