乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:

 在野の政治研究家乾龍が『漂流日本の闇』を斬る! 日々の政治・経済等の時事ニュースの深層を探る。

【筆洗】:東京帝国大学が、図書館に飾るため直径一・五九メートルという・・・

2016-10-10 01:30:05 | 【地球温暖化・温室効果ガス・気候変動に関

【筆洗】:東京帝国大学が、図書館に飾るため直径一・五九メートルという特大の地球儀を、ベルギーに注文したのは、一九二八年のことだった。

 乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:【筆洗】:東京帝国大学が、図書館に飾るため直径一・五九メートルという特大の地球儀を、ベルギーに注文したのは、一九二八年のことだった。

 九年もの後、ようやく届いたそれは、何と未完成品だった。各国が塗り分けられていない、白い地球儀だったのだ▼注文から到着までの間に世界は激動していた。欧州ではヒトラーが台頭し、日本は国際連盟を脱退してドイツと接近した。砲火とともに地球儀が塗り替えられる時代に再び入りつつあった▼東大図書館の歩みを調べた薄(すすき)久代さんは著書『色のない地球儀』で、この地球儀こそは「日本への無言の警告」であり、そこには「不気味な無言の語りかけ」が潜んでいたのではないかと指摘している▼今、私たちが思い浮かべなければならぬのも、色のない地球儀かもしれない。地球温暖化が進めば、海面の上昇で消える島国もあろう。異常気象は、発展途上国にさらなる貧困と紛争の危険をもたらすだろう。そう専門家たちは警告している▼だから気候変動への取り組みは単なる環境問題ではなく、安全保障の問題でもあるのに、日本政府は温暖化対策の新たな枠組み「パリ協定」の発効にも乗り遅れそうだという▼安全保障に熱心なはずの安倍政権の外交のうたい文句は「地球儀を俯瞰(ふかん)する外交」だというが、どんな地球儀を眺めているのか。そこにひそむ無言の警告は聞こえているだろうか

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2016年10月07日  01:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。 

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