乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:

 在野の政治研究家乾龍が『漂流日本の闇』を斬る! 日々の政治・経済等の時事ニュースの深層を探る。

【春秋】:あれは三年前、とサビに入るのは昭和歌謡の金字塔「喝采」だ。

2016-11-06 03:30:05 | 地方行政、自治・住民自治・議会

【春秋】:あれは三年前、とサビに入るのは昭和歌謡の金字塔「喝采」だ。

 乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:【春秋】:あれは三年前、とサビに入るのは昭和歌謡の金字塔「喝采」だ。

 恋した人の運命を変えた歳月へのほろ苦い思いが胸にしみ入る。歌の登場人物と同様、この人にとっての3年半余も複雑で、割り切れぬ心境の下にあったのではないか。日本銀行の黒田東彦総裁である。

 ▼異次元緩和を繰り出すも、経済の体温は上がらぬまま。1日の記者会見では財政出動や構造改革など、政治側の努力との相乗効果の大切さを強調した。デフレ脱出の道を探しあぐねて、また1丁目1番地に戻った感がある。残る任期の1年半後も物価上昇目標は未達の見込みといい「責任をどう考えるか」との質問も出た。

 ▼「できることが限られてきた」と本紙にあった。手詰まり感はあらわだが、賃金の上昇や働き方改革といった援護なしに、重い岩盤は崩れまい。後任の総裁をも巻き込んだ長い戦いだ。中央銀行の「空手形」とならぬよう見守る必要がある。一方、東京都庁を巡る手形も期限が迫ってきた。豊洲市場や五輪の施設見直しだ。

 ▼豊洲では盛り土せずの決定に責任があるとして8人が指弾されたものの、移転はメドが立たない。中ぶらりんの業者も我慢の限界だ。施設見直しは劇場型で事を進め、裾を踏まれる場面もあった。「出会う災いはおろそかにした時間の報いだ」。ナポレオンの言葉という。3年後に冒頭のひと節で慨嘆していませんように。

 元稿:日本経済新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【春秋】  2016年11月03日  03:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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