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【豊洲新市場が抱える“時限爆弾”】:〈第8回〉盛り土なく埋め直し不可能

2016-10-02 07:13:40 | 地方行政、自治・住民自治・議会

【豊洲新市場が抱える“時限爆弾”】:〈第8回〉盛り土なく埋め直し不可能 豊洲新市場は“白紙撤回”不可避

 乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:【豊洲新市場が抱える“時限爆弾”】:〈第8回〉盛り土なく埋め直し不可能 豊洲新市場は“白紙撤回”不可避

 やっぱり移転はもう無理だ。築地市場の移転先、豊洲新市場の建物直下で適切な土壌汚染対策が施されていなかった問題。小池百合子都知事は10日の会見で、 「(土壌汚染対策に必要な)4.5メートルの盛り土が行われていなかった」と言い、対策を検討すると話した。しかし、既に建物が出来上がっている豊洲で、 今さら土壌汚染対策工事を行うのは不可能。もはや“白紙撤回”するしかないんじゃないか。

土曜に緊急会見した小池都知事(C)日刊ゲンダイ

    土曜に緊急会見した小池都知事(C)日刊ゲンダイ

 都のホームページによると、有害物質が検出された豊洲新市場の敷地内では、地表から2メートルの土壌を掘削し、新たに4・5メートルの盛り土をしたと記 載されているが、実際には「仲卸売場棟」「卸売場棟」「青果売場棟」の直下には深さ5メートルの地下空間が広がっているだけで、有害物質の「蓋」の役割を 果たす盛り土は一切、施されていない。その上、汚染された可能性のある土壌から地下水が流れ込み、地下空間の床が冠水したことまで発覚している。

 都は、地下空間の上部のコンクリートは35~45センチあり、土壌汚染対策に関する法律の基準を満たしているとするが、「地下水に含まれるベンゼンやシアン化合物などの有害物質が揮発し、上の建物に浸入する恐れがある」(1級建築士の水谷和子氏)との指摘もある。

 小池都知事は「食の安全」「都民ファースト」を訴え続けている。だがこのままでは、卸売市場の鮮魚が毒にまみれる可能性は拭えない。

 土壌汚染の影響を食い止める術はあるのか。

 「地下空間をきれいな土で埋め直すのは不可能に近い。建物内に大量の土を運搬するのは現実的ではないし、埋め直す際に1階部分の床を剥がそうものなら、建 物の構造全体に損傷を来す恐れもある。地下空間に一切、水が入ってこないように防水工事をするしかありません」(建築エコノミストの森山高至氏)

 ■費用、期間とも想像つかず

 しかし、これもそう簡単ではない。豊洲の各棟の建築面積は、仲卸売場棟が7万平方メートルで卸売場棟は4万9000平方メートル、青果売場棟は5万 8000平方メートル。東京ドーム約4個分もの広大な面積で、地下空間に水が浸入する恐れのある穴や溝を補修するのは、気が遠くなるほどの作業だ。建築関 係者は、「工事費用は100億円を超える。工期は少なく見積もっても半年」とはじく。

 問題はそれだけじゃない。前出の水谷和子氏はこう言う。

 「地下空間に地下水が流れ込み、冠水した様子を見ると、地下水管理がうまくいっていないことは明らかです。この対策には、地下水をくみ上げて外に排出する ための揚水井戸を、敷地内にいくつも敷設しなければなりません。建物が出来てしまっている以上、今から敷設するならば、工事費用、期間がどれだけ必要にな るかは想像もつきません」

 もはや、「立ち止まって考える」と悠長なことは言っていられない。小池都知事は、豊洲を別の用途に使うことも検討せざるを得なくなってきたのではないか。

 元稿:日刊ゲンダイ 主要ニュース 政治・経済 【政治ニュース】  2016年09月13日  07:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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