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【豊洲新市場が抱える“時限爆弾”】:<第6回>薄すぎる断熱材 豊洲新市場

2016-10-02 07:13:30 | 地方行政、自治・住民自治・議会

【豊洲新市場が抱える“時限爆弾”】:薄すぎる断熱材 豊洲新市場「空調費」はさらに跳ね上がる

 乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:【豊洲新市場が抱える“時限爆弾”】:薄すぎる断熱材 豊洲新市場「空調費」はさらに跳ね上がる

 11月7日の開場延期が決まった豊洲新市場の「維持費」として、都は今年度予算に1日当たり約1700万円を計上していた。市場がフル稼働すると、室内を冷却するための「空調費」が、さらに上積みされる恐れがある。原因は“設計ミス”だ。

冷温を保てるのか(C)日刊ゲンダイ

       冷温を保てるのか(C)日刊ゲンダイ

 豊洲は水産物の鮮度を保つため、市場全体が冷蔵庫の性能を有する「コールドチェーン」が前提になっている。仲卸売場棟は室温25度、卸売場棟は約10度 に保つ。青果売場棟については、「室温を22度に保ちたい」(市場関係者)との声が上がる。しかし、外壁に敷設された「断熱材」が薄過ぎて、とても冷蔵機 能を果たせない可能性があるという。

 ■巨大冷蔵庫に一戸建てと変わらぬ厚さ

 「設計図を見たところ、仲卸売場棟の外壁に敷設された断熱材は50ミリしかありません。これは一般の一戸建て住宅と変わらないレベルで、外気温を10度程度、遮蔽する能力しか期待できません」(建築エコノミストの森山高至氏)

 冷蔵庫としての機能を果たすには、各棟が常に室温を低く保つ必要がある。今年、豊洲に程近い東京・江戸川臨海では、7日までに気温30度を超える真夏日が 41日あった。8月9日は気温38度を記録する猛暑日だった。たった10度しか遮蔽できなければ、豊洲は巨大な冷蔵庫になり得ないではないか。

 「確かに、仲卸売場棟の外壁の断熱材は50ミリ程度で設計されているとみられます。ただ、卸売場棟については低い室温を保つ必要があるので、さらに手厚い処置を施してある。全ての棟において、断熱性能に問題はないと考えている」(中央卸売市場・新市場整備部)

 「豊洲の空調費は開場しなくとも、1日200万円弱はかかるとみられます。実際に市場が稼働すれば、もろもろの事情を鑑みると、倍に跳ね上がる恐れがある」(都政事情通)

 ただでさえ、建築費の拡大で「市場会計」が逼迫する中、高額過ぎる空調費でも施設は冷えず、市場の財政をますます冷え込ますなんてシャレにならない。

 都発表の「築地市場物流動態調査」によると、現在、築地には1日当たり1884台の10トントレーラーが来場している。「ピーク時には、1時間当たり約 500台のターレーが卸売場棟に殺到する」(市場関係者=前出)という。卸売場に設けられた二十数カ所の出入り口がひっきりなしに開け閉めされれば、ぬるい外気が入り込み、10度に冷却するのは困難。想定した以上に冷房をガンガン効かせる必要があるのは間違いない。

 元稿:日刊ゲンダイ 主要ニュース 政治・経済 【政治ニュース】  2016年09月09日  15:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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