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【「日本」の解き方】:米大統領選討論会と利上げ、クリントン氏優勢なら年内も

2016-10-14 15:09:50 | 国際・欧州・中東・アフリカ・北米・南米

【「日本」の解き方】:米大統領選討論会と利上げ、クリントン氏優勢なら年内も リーク合戦で動く為替相場

 乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:【「日本」の解き方】:米大統領選討論会と利上げ、クリントン氏優勢なら年内も リーク合戦で動く為替相場

 米大統領選の第2回テレビ討論会は、はっきりいえば泥仕合だった。

 事前のリーク合戦も日本ではありえないほどすごいものだった。民主党のヒラリー・クリントン氏に関しては、ゴールドマン・サックスなどのウォール街企業に向けて非公開で講演した内容が内部告発サイトのウィキリークスからリークされた。

米大統領選の第2回討論会で議論を交わすトランプ氏(左)とクリントン氏=9日、ミズーリ州セントルイス(ゲッティ=共同)

  米大統領選の第2回討論会で議論を交わすトランプ氏(左)とクリントン氏=9日、ミズーリ州セントルイス(ゲッティ=共同)

 共和党のドナルド・トランプ氏については、過去に出演したテレビ番組で、待機中の雑談テープがリークされた。その内容はわいせつな内容を含む女性蔑視的なものだった。

 第1回討論会は、両者は握手で討論をスタートさせたが、今回は握手なしで始まった。クリントン氏はトランプ氏の女性蔑視発言を問題にしたが、トランプ氏もビル・クリントン元大統領の女性問題で反論した。マスコミでは「クリントン氏優勢」とするが、トランプ氏もかなり健闘したという印象だ。

 民主党寄りのCNNの簡易調査では、どちらが勝ったかという問いに、第1回はクリントン氏62%、トランプ氏27%だったが、第2回はクリントン氏57%、トランプ氏34%だった。ただし、ネット上のアンケートでは、トランプ氏に軍配を上げるものが多い。

 既存のメディアでは、クリントン氏が優勢であるが、トランプ氏はこれまで既存メディアから攻撃されても共和党指名を勝ち取ってきた。

 ここにきて、女性蔑視発言は大きなダメージがあり、共和党でトランプ氏支持を表明していた議員にも支持撤回の動きが出ている。クリントン氏とトランプ氏の支持率に顕著な差は出ていないが、徐々に差が広がりつつあるようにもみえる。

 今回の討論会は、互いに中傷合戦に終始していたが、中でもトランプ氏がメール問題でクリントン氏に「投獄させる」と言い放ったのは強烈だった。

 トランプ陣営は攻撃されてかえって結束が高まったように見えるので、投票日まで予断を許さない展開である。

 政策論があまりなかったので、為替などへの影響はほとんどなかった。大統領選討論会に先立って公表された9月の雇用統計では、非農業部門の雇用者数の伸びが15万6000人と、8月の16万7000人から鈍化し、市場予想の17万5000人も下回った。

 これはまずまずの数字だ。米連邦準備制度理事会(FRB)のフィッシャー副議長は「ゴールディロックス」の結果だったと述べた。「ゴールディロックス」とは、3匹の熊の童話にでてくる女の子であるが、金融界では、景気が過熱しておらず、さりとて不況でもないというほどよい状態を表す言葉だ。このため、年内での米国の利上げ予想は高まっている。

 第2回の討論会ではトランプ氏が劇的に巻き返したということにはなっておらず、相変わらずクリントン氏が優勢とみられていることも、年内利上げ予想に傾いているのだろう。

 現地時間19日に3回目の討論会が予定されているが、さらなるリークの可能性もまだ残されている。もう経済論争はあまりないと思われるが、個人的なリーク合戦にも為替相場は気をつけなくてはならない。 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

 元稿:夕刊フジ 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース】  2016年10月14日  15:05:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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