乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:

 在野の政治研究家乾龍が『漂流日本の闇』を斬る! 日々の政治・経済等の時事ニュースの深層を探る。

【私設・論説室から】:できる、できるさ

2016-10-19 01:30:30 | 地方行政、自治・住民自治・議会

【私設・論説室から】:できる、できるさ

 乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:【私設・論説室から】:できる、できるさ

 施設を出てから、工事現場の日雇い仕事などにつく。アパートを借りようにも保証人がおらず、車の中や公園で寝たりする日々だった。履歴書の家族の欄に親の名前が書けないので、定職につくのも難しかった。

 佐々木朗(あきら)さん(47)は、生後四カ月で乳児院に預けられ、その後十六歳まで児童養護施設で育った。両親は若すぎる結婚に失敗し、離婚した。佐々木さんは父親に引き取られすぐ、施設に預けられたという。

 小四の時に施設の生活指導職員が代わり、生活が一変する。ささいなことで殴る蹴る。職員による暴力はエスカレートした。集団で脱走したことも二、三度ではなかった。幼い頃、何もかもあきらめていた。心の中のすべては「孤独と愛情への渇望、諦め」だった。

 就職が難しいのなら自分で会社を起こそうと、二〇〇一年に建築内装業の会社を設立する。養護施設出身者を積極的に採用した。

 「僕のような生い立ちの子どもを減らしたい。さまざまな事情で子どもを施設に預けざるをえないような家庭に、そうなる前に手を差し伸べたい」。佐々木さんは昨春、東京都の稲城市議選挙に出馬し、初当選した。

 「今、施設で暮らす子や卒業し壁に当たっている子どもたちに『養護施設で育った人間でもここまでやれる』ということを身をもって示し、希望を届けたい」。こうした思いを胸に、議会での質問に立つ。 (上坂修子)

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【私設・論説室から】  2016年10月19日  01:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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