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【横浜患者殺害】:医療現場に広がる戸惑い ■医薬品、完全な管理難しく

2016-10-01 00:34:50 | 医療・病気・健康・医薬品

【横浜患者殺害】:医療現場に広がる戸惑い ■医薬品、完全な管理難しく

 乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:【横浜患者殺害】:医療現場に広がる戸惑い ■医薬品、完全な管理難しく

 横浜市神奈川区の「大口病院」で点滴に異物を混入されたとみられる入院患者2人が中毒死した事件を受け、医療現場に戸惑いが広がっている。無差別に患者を狙った犯行の可能性が浮上する一方、病院は人の出入りが多く、頻繁に使う点滴や消毒液まで厳重に管理するのは業務上難しい面があるためだ。

 「ウチでも同じことが起きないか心配だ」。東京都内にある病院の副院長は不安げに話す。

 大口病院の事件では無施錠のナースステーションで点滴を保管中に異物が混入されたとみられる。この副院長の病院でも医療器具を積んだワゴンが出入りしやすいよう、ナースステーションに扉を設けていない。「電子カルテの導入で患者の個人情報を盗み見られる危険が低くなり、防犯意識が薄れているかもしれない」と危惧する。

 医薬品医療機器法(旧薬事法)は、毒薬や麻薬など一部取り扱いに注意が必要な薬については、施錠して管理しなければならないと定めている。しかし、点滴を含む一般的な薬の管理方法については、特に法律で定められていない。

 京都府立医科大病院の佐和貞治副院長によると、劇薬や麻薬は施錠した場所で厳重に管理し、防犯カメラで監視する病院が多いが、「流し台などにある消毒液まで同じようにするのは現実的ではない」。点滴についても「患者の容体急変に備え、ナースステーションに一定の在庫を置いておくのは珍しいことではない」と指摘する。

 一方、事件発生時の大口病院は病棟に防犯カメラがなく、1階の警備員室付近にあるカメラも録画していなかった。

 医療関係者によると、院内の防犯カメラは不審者対策だけでなく、入院中に徘徊(はいかい)する認知症患者を見つけるのにも役立つ。転倒事故などが起きた際、患者の家族にカメラ映像を見せることで原因を納得してもらえるケースもあるという。

 ただ、防犯カメラの設置にはコストがかかり、スタッフ同士の信頼関係が重要な医療現場では設置への抵抗感も根強い。名古屋大病院の長尾能雅副院長は「内部の人間による犯行を完全に防ぐのは難しい」としつつ、「カメラが犯罪の抑止や事件の解決に役立つこともある」と指摘する。

 長尾氏は2009年に京都大病院の看護師(当時)が患者に不必要なインスリンを投与した事件で、同病院の医療安全管理室長として対応にあたった。逮捕前に行われた警察の事情聴取後、防犯カメラに映っていた看護師の不審な行動が、事件の解決につながったという。

 長尾氏は「日本の医療機関はセキュリティー意識が十分でない。犯罪が起こりうることを想定し、対策や院内の連絡体制を整えるべきだ」と話している。

  元稿:日本経済新聞社 朝刊 主要ニュース 社会 【事件・犯罪・疑惑】  2016年10月01日  00:34:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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