乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:

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【社説】:①南スーダン訪問 新任務の付与へ適切な一歩だ

2016-10-12 06:09:50 | 防衛省・自衛隊、核兵器・武器

【社説】:①南スーダン訪問 新任務の付与へ適切な一歩だ

 乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:【社説】:①南スーダン訪問 新任務の付与へ適切な一歩だ

 安全保障関連法に基づく自衛隊への新任務付与に向け、きちんと手順を尽くすことが大切だ。

 稲田防衛相が、国連平和維持活動(PKO)に陸上自衛隊が参加中の南スーダン・ジュバを訪れた。約7時間の滞在で、閣僚や国連関係者と会談し、市内を視察した。

 稲田氏は予防接種の副作用症状のため、9月に予定した訪問を延期していた。自ら現地情勢の把握に努めたことは、新任務の「駆けつけ警護」「宿営地の共同防護」を付与するかどうかを判断するうえで、重要な手続きだろう。

 7月にはジュバで大統領派と前副大統領派が衝突し、270人以上が死亡した。国連側は、前副大統領派がジュバを離れたため、「7月のような事案が発生する可能性は低い」と説明した。

 稲田氏は視察後、「治安情勢が落ち着いていることを目で見ることができた」と語った。

 11月に派遣予定の陸自部隊は既に、駆けつけ警護などの訓練を重ねている。政府は、訓練結果などを踏まえ、新任務付与について、適切に判断してもらいたい。

 駆けつけ警護により、武装集団に襲われた民間人や国連職員らの救援に赴くことが可能となる。

 こうした事態が頻繁に発生するわけではない。だが、万一に備え、新任務を実施する選択肢を確保しておくことは、人道的見地から意義深い。日本に対する国連や他国の信頼も高めよう。

 ジュバ近郊では8日、武装勢力の攻撃によって市民20人以上が死亡した。リスクを最小限にする努力は欠かせない。政府が、新任務の活動地域を限定する方向で検討しているのは妥当である。

 疑問なのは民進党の対応だ。

 民進党は、文民保護を可能とするPKO協力法改正案を国会に提出するなど、駆けつけ警護には一定の理解を示している。

 だが、国会の質疑では、南スーダンでの陸自の活動に否定的な発言が目立つ。「内戦状態だ。停戦合意が崩れている」などと主張した。「PKO参加5原則」の紛争当事者間の停戦合意に反するとして、撤収を促す声さえある。

 稲田氏は「5原則は維持されている」と反論した。一時的な軍事衝突だけで、停戦合意が崩壊したと即断すべきではあるまい。

 他国が活動を続ける中、日本だけが拙速に撤収すれば、国際社会から「南スーダンを見捨てた」と非難されよう。民進党は、任務の途中で部隊を撤収することの重みを理解しているのだろうか。

 元稿:讀賣新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2016年10月12日  06:09:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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