乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:

 在野の政治研究家乾龍が『漂流日本の闇』を斬る! 日々の政治・経済等の時事ニュースの深層を探る。

【くらしナビ・科学】:欧州合同原子核研究所、設立60周年 「平和のための科学」追求

2014-05-22 02:06:10 | 科学・物理学・工学・生物学・自然科学
【くらしナビ・科学】:欧州合同原子核研究所、設立60周年 「平和のための科学」追求

 乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:【くらしナビ・科学】:欧州合同原子核研究所、設立60周年 「平和のための科学」追求

 素粒子物理学の歴史に輝かしい足跡を残してきた欧州合同原子核研究所(CERN、ジュネーブ)が9月に設立60年を迎える。第二次世界大戦直後に一握りの物理学者が構想した国際共同研究施設が成功を収めた秘訣(ひけつ)は何か。現地を訪ねた。
 ●200人以上の日本人も
 アルプスの山々を望むCERN本部で「サイエンス・フォー・ピース(平和のための科学)」という言葉を何度も耳にした。設立当初からの精神であり、60周年のキャッチフレーズだ。
 戦後、物理学の中心は米国に移り、欧州の優位性は失われた。その状況を打破し、平和にも役立てようと打ち出されたのがこの共同施設だ。「戦争でひどい戦いをした欧州を再びまとめるのに科学は最良の手段でした。巨大で安定した施設、持続性のある計画という大事な要素もそろっていた」。セルジオ・ベルトルッチ副所長が言う。
 当初の加盟国は仏独など12カ国。現在は60カ国以上から1万人の研究者が集う。日本人研究者も、物質に重さを与える「ヒッグス粒子」を発見した巨大加速器LHCの検出装置ATLASを中心に200人以上が参加、浜松ホトニクス、東芝、古河電気工業なども貢献している。
 「パキスタン人がインド人と、パレスチナ人がイスラエル人と一緒に働く場所は世界にそうはない。どの国の人にもここは外国ではなく、自分の研究所」。ベルトルッチさんが力を込める。
 ●研究者は20代が最多
 若手研究者のトレーニングの場所になってきたことも成功の秘訣という。研究者の年齢分布は20代半ばが最多。LHC実験には2500人以上の博士課程の学生が携わる。お昼時の食堂には若手に交じって素粒子ウィークボソンを発見したカルロ・ルビア博士らノーベル賞学者の姿もあった。ごったがえす食堂は日々の情報交換の場であり、新しいアイデアも生まれる。
 「大事なことは三つ」。ヒッグス粒子発見時にATLAS実験の代表を務めたファビオラ・ジャノッティ博士が言う。まず、解明しようとしている謎がどの国の人にも魅力的であること。世界から最良の技術を集める必要があること。そして、どんな政治的な違いがあっても、同じ情熱で研究することだ。
 現在、研究者の2割以上が女性で、ジャノッティさんのように責任ある立場の人も増えた。「検出器の絵や模型には、必ず男女両方を入れることにしている」と笑う。
 各国から研究者を招くには、医療や教育、配偶者の職も重要な課題となる。国際都市ジュネーブは他都市より条件はいいというものの、それでも課題がある。「配偶者の就労許可を得るのが大変で、その状況を変えるのに時間がかかった」。LHCの建設責任者を務めたリン・エバンス博士が振り返る。
 日本にはLHCとはタイプの違う大型線形加速器「国際リニアコライダー(ILC)」誘致の動きがあり、北上山地が候補地となっている。この計画推進組織の代表でもあるエバンスさんは「少し離れているが、仙台には研究者を支える国際的な環境がある」とみる。「CERNは一日にしてならずだが、ここで経験を積んだので次はもっと早くできるでしょう」【青野由利】
 元稿:毎日新聞社 東京朝刊 主要ニュース サイエンス 【科学・物理】  2014年05月22日  02:06:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
ジャンル:
科学
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 【社説】:①大飯再稼働訴訟 ... | トップ | 【MEMO】:気管の長さ決... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。