乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:

 在野の政治研究家乾龍が『漂流日本の闇』を斬る! 日々の政治・経済等の時事ニュースの深層を探る。

【筆洗】:「カワイイ」の語源とされる「かわゆし」が文献に登場するのは・・・

2017-09-24 06:10:40 | 社説・解説・コラム

【筆洗】:「カワイイ」の語源とされる「かわゆし」が文献に登場するのは十二世紀に編さんされた、「今昔物語集」で「コノ児(ちご)ニ刀ヲ突キ立テ、矢ヲ射立テ殺サムハ、ナホカハユシ」という部分だそうだ。

 乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:【筆洗】:「カワイイ」の語源とされる「かわゆし」が文献に登場するのは十二世紀に編さんされた、「今昔物語集」で「コノ児(ちご)ニ刀ヲ突キ立テ、矢ヲ射立テ殺サムハ、ナホカハユシ」という部分だそうだ。

 日曜のコラムの引用にはふさわしくない残酷な場面がどうして「かわゆし」であり、今日の「カワイイ」につながるのか▼当時の「かわゆし」の意味は「痛ましくて見ていられない」とか「気の毒だ」。なるほど、それなら「児ニ刀ヲ突キ立テ」は「かわゆし」である。そこからやがて同情や憐憫(れんびん)の情を催させるものという意味が強まって愛らしいことを意味する現在の「カワイイ」に変化していったそうだ▼その女性アーティストを表現するのにふさわしいのは「カワイイ」よりも「カッコイイ」の方である。一年後の引退を突然表明した歌手の安室奈美恵さんである▼CDと映像作品のトータルセールスは三千七百万枚という。商業的な成功以上に日本歌謡史に残るのは安室さんが築き上げた新しい女性歌手像の方だろう▼かつての女性アイドルに比較し、愛くるしい笑顔も甘えた歌い方もない。人々を魅了したのは説得力のある歌声と切れ味のあるダンスである▼「カワイイ」という言葉のDNAにかよわいもの、守ってあげたくなるものというニュアンスが潜んでいるとしたら、媚(こ)びぬ芸の力強い女性に「カワイイ」は使えまい。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2017年09月24日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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