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【トランプショック】:元国務副長官が“未知との遭遇”警告「露中の・・・

2016-11-11 15:10:50 | 国際・欧州・中東・アフリカ・北米・南米

トランプショック】:元国務副長官が“未知との遭遇”警告「露中の指導者は無知に付け入り関係覆しにかかる」

 乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:【トランプショック】:元国務副長官が“未知との遭遇”警告「露中の指導者は無知に付け入り関係覆しにかかる」

 9日未明、ニューヨーク市内のホテル。「USA!」のシュプレヒコールに迎えられたドナルド・トランプ氏は、勝利演説で「4年、そして多分8年(2期)、あなた方の大統領であることを楽しみにしている」と宣言し、早くも長期政権への意欲を示した。

 トランプ氏が次の主になることが決まった、首都ワシントンのホワイトハウスの前では、来年1月20日の就任パレードへ向け観覧席の建設準備が早くも始まっている。

集会に出席した共和党大統領候補のドナルド・トランプ氏=7日、フロリダ州サラソタ(ロイター)

  集会に出席した共和党大統領候補のドナルド・トランプ氏=7日、フロリダ州サラソタ(ロイター)

 準備作業を遠巻きに携帯カメラで撮影していたミズーリ州の女子大生は「この国も国際関係も恐ろしいことになるでしょう」と顔を曇らせた。

 全世界が今回の大統領選の行方を固唾をのんで注視していた。ドイツから観光に来た夫婦は「米国とドイツ、欧州との関係が不安です」と口をそろえる。大阪から訪れた日本人女性も「日米関係は大丈夫かな」とつぶやいた。

 「トランプ大統領」の下で、米国と国際情勢はどうなるのか。

 「トランプ氏の外交・安全保障政策を占う最良のものは、彼の性格だ。『すべて交渉できる』と好んで言う。個別の案件ごとに極端な立場を取り、場当たり的に対応するだろう」

 ブッシュ前政権で国務副長官などを歴任したロバート・ゼーリック氏は、トランプ氏という「未知」との遭遇が、米国と世界を一気に不透明な状況に陥れかねないと警告した。

 ゼーリック元国務副長官は、今年3月に公表されたトランプ氏を批判する元政府高官らによる公開書簡に名を連ねた一人だ。

 「トランプ氏が称賛するロシアと中国の指導者(プーチン大統領と習近平国家主席)は、彼の外交への無知に付け入り、米国と同盟国の関係を覆しにかかるだろう。トランプ氏がおとしめられたとき、どう反応するか誰にも分からない」

 トランプ氏の外交・安全保障政策に、理念や原則を見いだすことは難しい。「米国第一」主義の下で、損得勘定による「ディール」(取引)が先に立つだろう。だとすれば、オバマ政権のアジア太平洋におけるリバランス(再均衡)戦略はどうなるのか。

 トランプ氏の顧問の一人、ランディ・フォーブス下院議員(共和党)は「トランプ氏の考えは、米国が一つのカゴ(地域)に、すべての卵を入れておくことはできない、ということだ」と代弁する。戦略はほごになるとの見立てだ。

 振り返れば「オバマ時代」の約8年間、米国は指導力を相対的に低下させ、内向きになる軌跡を描いた。トランプ氏はそれどころか、「国際秩序から、米国の指導力と役割を外すことを望んでいる」と、ブルッキングス研究所のトーマス・ライト氏はみる。

 ライト氏は、こうした孤立主義志向と、“ディール外交”が「国際社会の平和と安定に大きな衝撃をもたらし、国際秩序を解体する可能性がある」と指摘する。

 一方、選挙戦を通じて露呈した社会の亀裂の修復も急務だ。「トランプ旋風」を支えた、経済回復の恩恵を実感できない白人の中・低所得者層の不満にも確実に応える必要がある。

 「さもなければ、国家はさらに分断され、一層の困難に直面するだろう」

 ラトガース大学のデビッド・グリーンバーグ教授が警鐘を鳴らした。 (ワシントン 青木伸行)

 元稿:夕刊フジ 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース】  2016年11月10日  15:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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