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【最新国防ファイル】:輸送防護車「MRAP」 地雷も蹴散らす「駆け付け警護」

2016-11-18 15:08:50 | 防衛省・自衛隊、核兵器・武器

【最新国防ファイル】:輸送防護車「MRAP」 地雷も蹴散らす「駆け付け警護」不可欠装備

 乾龍の『漂流日本の羅針盤』・【最新ニュースから見え隠れする闇】:【最新国防ファイル】:輸送防護車「MRAP」 地雷も蹴散らす「駆け付け警護」不可欠装備

 政府は15日、安全保障関連法に基づく新任務「駆け付け警護」を盛り込んだ実施計画を閣議了承した。稲田朋美防衛相はこれに伴い、20日から南スーダンPKO(国連平和維持活動)へ第11次隊として派遣される部隊に「駆け付け警護」のみ実施命令を出す。

輸送防護車MRAP

                輸送防護車MRAP

 第11次隊は、陸上自衛隊第9師団の第5普通科連隊(青森市)を基幹とした約350人で構成される。順次派遣されていき、12月12日に第10次隊と交代する。新任務が実施可能となるのはこの日からだ。

 「駆け付け警護」任務を遂行するにあたり、期待されている装備がある。輸送防護車だ。

 米国をはじめ、紛争国などに派遣される国々を悩ませてきたのが、空き缶や鍋などを流用した簡易地雷や、武装民兵による待ち伏せ攻撃だった。こうした攻撃から身を守るため、米国が中心となり、MRAP(エムラップ)という、新しいコンセプトの車両を開発することになった。

 2013年のアルジェリア日本人人質事件をきっかけに、日本もMRAPに注目する。武装勢力が支配する地域から民間人が自力で脱出することは難しい。かといって、在外邦人等輸送の実施命令が下っても、陸自には装備がなかったのだ。

 そこで、13年度補正予算でMRAPを4両調達することにした。選んだのは米国製ではなく、オーストラリア製のMRAP「ブッシュマスター」だった。与えられた日本名は「輸送防護車」となった。道路交通法の規定内である車幅2・5メートルで、右ハンドルである点が選択理由であるとされている。

 これまで陸自が装備してきた装甲車は、敵と戦いながら前進するのが主たる任務だった。一方、MRAPは、地点から地点へと高速で移動するのが目的で、交戦は考えられていない。護身用の機関銃を装備してはいるが、積極的に戦えるほどの火力ではない。

 地雷を踏んだ場合、その爆破エネルギーを分散するため、車体下部が逆三角形になっている。これで車体に直撃するのを防いでいる。もちろんタイヤは吹っ飛び、移動は不可能となるだろうが、中にいる乗員の命は守られる仕組みだ。

 15年12月に行われた在外邦人等輸送訓練で、紛争国と想定された相馬ヶ原演習場(群馬県)から、輸送機が待つ入間基地(埼玉県)まで、模擬邦人を陸路輸送する訓練を実施したのがMRAPの正式デビューとなった。

 現在は中央即応連隊(宇都宮)にのみ配備されている。今回も第11次隊として派遣が検討されているが、詳細は不明だ。だが、間違いなく「駆け付け警護」任務には必要不可欠な装備であるのは間違いない。

 ■菊池雅之(きくち・まさゆき) フォトジャーナリスト。1975年、東京都生まれ。陸海空自衛隊だけでなく、各国の軍事情勢を取材する。著書に『こんなにスゴイ! 自衛隊の新世代兵器』(竹書房)、『ビジュアルで分かる 自衛隊用語辞典』(双葉社)など。

 元稿:夕刊フジ 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース】  2016年11月18日  15:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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